語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2020年03月22日(日)

二人と一匹の絆

ボクの宿主は、28歳。
庭に遊びにくる野良猫ちゃんが心配なアンナさんです。

元気がないので病院へ連れて行くと、手術が必要な病気だったんだよね。

旦那さん:「野良猫だろ? う〜ん、お金もかかるしなぁ〜」

乗り気じゃない旦那さんをなんとか説得して、保護することになったアンナさん。

ところが…。

退院して家に連れて帰ると…。

旦那さん:「あーー、オレの大切なフィギュアがぁ〜」

人に慣れていない猫ちゃん。
薬を飲ませようとしても、逃げ回って大変。

旦那さん:「なぁ、ちゃんと躾けてくれよ〜」

旦那さんとも些細なことで衝突して、苦労の連続です。
でも…。ある日、アンナさんが残業。
夜遅く、慌てて家に帰ると…。

旦那さん:「ホラ。いっぱい食べて早く元気になれよ〜」

あは! 猫ちゃんにごはんをあげている旦那さん!
一生懸命なアンナさんを、影で支えてくれていたんだね。

今では、家族になった猫ちゃんに…。

旦那さん:「今日もカワイイでちゅね〜」

もうメロメロ。
野良猫ちゃんを飼うのはチャレンジだったけれど、二人と一匹の絆、深まったよね。

ボクら乳酸菌も、おなかの中で支え合っているよ。
みんなとの絆、深まるといいなぁ〜。

じゃあ、また、日曜のお昼に!