語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2020年07月05日(日)

お袋のエコバッグ

ボクの宿主は25歳。
おしゃれ大好き!
アパレル業界で働く貴文さんです。

貴文さん:「お! 来た来た!」

待っていたのは、お母さんから届く食料品。
一人暮らしだから、食費が浮いて助かるんだよね。

ところが…。

貴文さん:「あれ〜、今月は随分と軽いな〜」

不思議な気持ちで、箱を開ける貴文さん。

すると…。

貴文さん:「え、何これ?」

そこに入っていたのは、お母さんからのメモ書きとエコバッグ。

お母さん:「貴文へ。
あなたも社会人3年目。そろそろ自分で家計のやりくりをしてみて下さい。
折りたたみのエコバッグを作ってみました。
買い出しに使ってね! 母より」

貴文さん:「え〜、当てにしてたのに…」

あは! ちょっぴりガッカリだけど、これも成長を願う親心じゃないかな?
それに、このエコバッグ、世界にひとつだけ、貴文さん好みじゃない?

貴文さん:「袋だけに、さすが、お袋ってことか。
まぁよし! 散歩がてら買い出しに行ってみるか〜」

そうそう、おしゃれなエコバッグなら気分もあがるし、地球にもやさしいね。

ボクら乳酸菌も、いつもみんなの成長を願っているよ。
乳酸菌の気持ちも、知ってほしいな。

じゃあ、また、日曜のお昼に!