語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2020年07月19日(日)

そろそろ本気だすか!

ボクの宿主は17歳。
受験生の信之助くんです。

信之助くん:「はぁ〜」

お昼休み。
学校の屋上で、大きなため息…。

ちょっと、ちょっと、そんな調子で受験は大丈夫?

信之助くん:「そんなこと言ったって、やる気がでないんだよなぁ」

今年の春は、学校がながーいお休み。
受験計画が狂って、気が抜けちゃったんだよね。

くららちゃん:「あ、え、い、う、え、お、あ、お・・・か、け、き、く、け、こ・・・」

信之助くん:「あ、またはじまった…」

突然聞こえてきた声は、演劇部のくららちゃん。
お昼休み、いつも屋上の隅で発声練習しているんだよね。

くららちゃん:「親鴨、小鴨、大鴨、小鴨、鴨が米噛む、小鴨が小米噛む」

信之助くん:「くららはすげーなー。
演劇部だって新型コロナの影響で公演中止になったのにさ、なんでモチベーションが下がらないんだぁ?」

すると…。

くららちゃん:「そんな、すごくないよ。
ただ、ずっとマスクしてると、表情が少なくなって、おブスになる気がしてさ〜。
それがイヤで、こうやって、顔の筋肉動かしてるんだよね。」

へ〜、つまり、さぼったら損をするのは、結局、自分ってことだよね。

信之助くん:「そっか! オレもモテモテのキャンパス・ライフ目指して、そろそろ本気出すかな!」

あは! 信之助くん、やっとエンジンかかったみたい。
その勢いで頑張ってね!

ボクら乳酸菌のモチベーションは、いつもMAX!
プロバイオティクス・プロバイオティクス・プロバイオティクス、だよ。

じゃあ、また、日曜のお昼に!