語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2020年08月09日(日)

里山の肝試し

ボクの宿主は46歳のパパさんです。

今日は地元の肝試し大会。
と言っても、オバケは欠席。
里山の休憩所に置いてある番号札を持ち帰ると、賞品が当たる、福引みたいな肝試しなんだよね。

娘さん:「パパ、絶対1等、当てようね!」

小学6年生の娘さんは、大はしゃぎ!

パパさん:「おお、そ、そうだな。」

パパさんは夜の里山にビクビクだけど、今年の退屈な夏休み…、娘さんを楽しませてあげたいんだよね。

さぁ、懐中電灯を持って、休憩所までは15分だよ。

パパさん:「じゃあ、手をつないで行くぞ!」

そうそう、その調子!
それに、真夏の夜の里山は、ロマンチック。
耳をすませば、ホラ!

とーっても素敵な音楽が、奏でられているんだよ。

バサバサバサバサ

パパさん:「ヒャッ!!」

時にはこんなサプライズもあるけれど、休憩所につけば…。

娘さん:「あっ! 一番星!」

綺麗な星空も待ってるんだよね!

商店街の男性:「はい。残念賞ね」

あは! こういう肝試しも、楽しいね。

でも、冷たいものをとりすぎて無用な『おなか試し』はしないでね。
夏休みだって、ボクら乳酸菌は休まずみんなの健康を支えているよ。

じゃあ、また、日曜のお昼に!