語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2020年10月11日(日)

試練の先に

ボクの宿主は25歳。
ソロキャン・デビューの修二さんです。

修二さん:「はい、到着〜」

誰にも気を使わない、ひとりでのキャンプ。
ずっと憧れていたんだよね。

修二さん:「さ、テント張りから始めるか!」

修二さん、とっても楽しそう。予習は完璧だもんね。

テントの設営も、火起こしも、順調、順調。
ところが、夕飯作りをはじめると…。

修二さん:「あれ?」

な、なんと! 突然の雨!! 大変、焚き火が消えちゃうよ。

結局、テントの中で缶詰の夕食。
寒さで何度か目を覚ます夜。

修二さん:「はぁ〜、散々なソロキャンだな〜」

でも…。

やがて迎えた朝。
テントから一歩、外へ出ると…。

修二さん:「おぉーーー。」

濡れた木々に、生まれたての太陽。
キラキラ光って、キレイだね〜。
試練を乗り越えた先には、こんなご褒美が待ってるんだ。

修二さん:「この景色、独り占めかぁ〜。ソロキャン、クセになりそうだなぁ〜」

ボクら乳酸菌は、キミとどんな試練も一緒に乗り越えていくからね。

じゃあ、また、日曜のお昼に!