語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2021年08月01日(日)

いい加減はいい加減

ボクの宿主は47歳。
休日は、家事に追われているママさんです!

ママさん「トイレ掃除、完了〜」

息子くんたちは夏休み、パパさんもテレワークが多くて、家事が増える一方なんだよね。

ママさん「トイレットペーパーの芯ぐらい、自分で捨ててくれればいいのに…。
もう、みんないい加減なんだから〜」

お、ママさん、ボヤいてるね〜。

ママさん「脱ぎっぱなしの靴を揃えたり、洗濯機のフィルターのゴミを捨てたり、お風呂の排水溝を洗ったり、名もなき家事は、みーんな私がやってるんだよね〜」

そうそう。
でも、パパや息子くんたちは気づかないから、感謝もされないんだよね。

ママさん、みんなにも言って、やってもらったほうがいいんじゃない?

ママさん「ん〜。でも〜」

パパさんも息子くんも、名もなき家事の存在に気づいてないだけ。
きっと、言えばやってくれるよ!

ママさんだって、仕事との両立、大変でしょ?

ママさん「でも、家事も育児も分担してるから、これ以上は…」

ママさん、名もなき家事も、家事のうち。
ひとりだけが背負うことはないんだよ。

“いい加減”は、“いい加減”。

みんなで協力して、家事分担の“いい加減”を見つけよう!

ボクら乳酸菌は、仲間と協力して、おなかを“いい加減”に整えているんだ。

じゃあ、また、日曜のお昼に!