ボクの宿主は20歳の夏帆さんです。
夏帆さん「ただいまぁ〜。うわぁ、暑っつ💦」
閉め切っていた家は、蒸し風呂状態。
一人暮らしの辛いとこ。
そうそう、夏帆さん、
田舎のおばあちゃんから荷物が届いてるよ。
夏帆さん「へー、なんだろ?」
夏帆さん「え? 風鈴? このタイミングで? 夏も後半戦だよね?」
あは! 夏帆さん、知ってる?
風鈴には、はやり病から身を守るという言い伝えがあるんだよ。
お盆に帰省できなかった夏帆さんのことを心配して、送ってくれたんじゃないかな。
夏帆さん「へー、風鈴って音を楽しむだけじゃないんだ〜」
でも、ここは都会の集合住宅。
風鈴をベランダに吊したら、うるさくて苦情がきちゃうかも。
どうする、夏帆さん?
夏帆さん「あ! あそこなら、いいんじゃないかな〜」
そう言って夏帆さんが向かったのは、玄関。
ハンガーラックに風鈴を吊るすと…。
玄関の扉を開けた時に、涼やかな音色。
あの蒸し暑さを和らげてくれそう。
はやり病と暑さ解消、一石二鳥だね!
夏帆さん「はぁ〜、おばあちゃん、ありがと」
ボクら乳酸菌も、健康長寿を願ってるよ。
ボクらが守るのは、おなかの中。
じゃあ、また、日曜のお昼に!