ボクの宿主は60歳。
雨宿り中のトキオさんです。
映画館を出たら、どしゃ降り。
彼女さん「わぁー、すごい雨」
彼氏さん「なんだ、ついてないなぁ〜」
おやおや?
こちらのカップルも、傘を持っていないみたい。
小さな映画館の軒下に残されたのは、カップルとトキオさんの3人だけ。
はぁ〜、いつになったらやむのかな〜。
時間だけが過ぎていくね。
彼氏さん「俺、傘、買ってくるわ」
そう言って雨の中駆け出して行った彼氏さん。
あは! 彼女の前だからって、かっこつけちゃってぇ〜。
傘をさして戻って来た手には、彼女用の傘がもう1本。
あぁ、とうとうトキオさん一人になっちゃうね。
ところが。
彼氏さん「あの、よかったら、これ、どうぞ」
突然、目の前に差し出される傘!
なんと、彼女用の傘だと思っていたのは、トキオさんのために買ってきてくれたものみたい。
見ず知らずのおじさんに、親切にしてくれるなんて。
なんだか、ジーンときちゃうよね〜。
気がつくと、カップルは相合い傘で雨の中へ。
お礼もまだなのに…。
トキオさん! せめて心の中で二人の幸せを願おうよ。
「ありがとう」そして「お幸せに」。
ボクら乳酸菌は、おなかの中から、いつもみんなの幸せを願っているからね。
じゃあ、また、日曜のお昼に!