ボクの宿主は53歳の伸助さんです。
直美さん「行ってきまーす!」
元気な声は、奥さんの直美さん。
子育てが一段落して、最近、働き始めたんだよね。
直美さん「あ、忘れてた! 今度の日曜、食事行くのキャンセルでいい? 仕事になっちゃって」
伸助さん「あ、そうなんだ。大丈夫? ずいぶん、忙しそうだけど…」
直美さんが仕事に選んだのは、介護職。
勤務が不規則で、重労働。
伸助さんは、心配なんだよね。
直美さん「大丈夫、大丈夫!
やりがいあるし、困ってるのは、手のアカギレぐらいかな〜。」
ほんと、血がにじんでいて痛そうだね〜。
やっぱり心配な伸助さん。
伸助さん「ねー、どうして介護職だったの?
仕事なら他にもいっぱいあるのにさ?」
ずっと不思議に思っていたことを聞いてみると…。
直美さん「だって、お義母さんがもしもの時に役立つでしょ!」
伸助さん「え? お袋?」
あは! 直美さんはリウマチを患っている伸助さんのお母さんのために、介護職を選んだんだぁ〜。
これは、想像もしていなかったね、伸助さん!
直美さん「あ、遅刻しちゃう! じゃぁ、今度こそ、行ってくるね!」
あぁ…、慌ただしく出かけちゃった。
言いたかったよね〜、今、伸助さんが思っていること。
伸助さん「オレは世界一、幸せ者だなぁ〜。ホントに、ありがとな」
ボクら乳酸菌は、いつも元気よく働いているよ。
みんなの健康維持に、役立つためにね!
じゃあ、また、日曜のお昼に!