語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2022年03月06日(日)

離れていても

ボクの宿主は42歳のいずみさんです。

一生くん「う〜〜〜ん。これかなぁ〜。いや、こっちも捨てがたいなぁ〜」

自宅のパソコンを見ながら悩んでいるのは、小学6年生の息子、一生(いっせい)くん。

何に悩んでいるかって?
それは、明日から行く修学旅行先で買う、お・み・や・げ!

あんなに悩んじゃって、かわいいね〜。

おみやげ代は5000円。
いずみさんは、自分の好きなものを買って、想い出をいっぱい作ってもらいたいって思ってるんだよね。

数日後。

一生くん「ただいま〜!」

修学旅行から帰ってきた一生くん。
両手には、大きな紙袋だよ!

一生くん「これは、京都の、季節限定の八ツ橋でしょ〜。
あと、バームクーヘン京都風、みんなが大好きなチョコクッキーの京都限定バージョン、で、こっちは奈良で買った、鹿のつぶつぶチョコね〜」

あは! お菓子がいっぱい!
しかも、家族の人数分あるよ!

一生くん「うん。だって、やっぱり家族みんなで食べようと思って(笑)」

まだ小学6年生なのに、離れていても家族のこと、思ってくれていたんだぁ〜。

ほんの数日いなかっただけで、一生くんはとっても成長したみたい。

ほんとにほんとにありがとう…だよね。

ボクら乳酸菌は、いつもみんなの成長を見守っているよ。
あっ、そうそう、お菓子の食べ過ぎには注意してね。

じゃあ、また、日曜のお昼に!