ボクの宿主は小学6年生の欽二くんです。
今日は卒業式。
6年間通ったこの学校ともお別れです。
先生(女性)「卒業証書授与」
一番の想い出は何かって?
それはやっぱり気象クラブでの活動かな。
5年生から2年間、土日も休まず、お天気の観測を続けんだよね。
先生(女性)「続いて、各種表彰。皆勤賞 3組 田中一郎くん」
つつがなく進む卒業式。
すると…。
先生(女性)「続いて、佐久間欽二くん」
欽二くん「え? ボク?」
突然名前を呼ばれて驚いた欽二くん。
校長先生に促されるまま、壇上にあがると…。
校長先生「特別表彰 佐久間欽二殿
あなたは気象クラブの活動に真摯に取り組み、データ収拾に著しく貢献されました。
よってここにその功績を讃え表彰します。がんばったね」
あは! 驚いて固まってる。
自分が表彰されるなんて、思ってもみなかったよね。
でも、頑張っている人のことは、誰かが見ていてくれるもの。
ボクら乳酸菌だって、みんなのことをずーっと見守っているからね。
乳酸菌に卒業はないんだ!
欽二くん「ちゃんと見ていてくれて、ありがとうございます!」
じゃあ、また、日曜のお昼に!