語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2022年04月17日(日)

Permission to Dance

ボクの宿主は64歳、推し活中の多江さんです。

朝からゴキゲンで聴いているのは、BTSの『Permission to Dance』。
動画を観て、すっかりハマっちゃったんだよね。

多江さん「アニョンハセヨ。カムサハムニダー」

只今、韓国語も勉強中。
彼らの会話を、韓国語で理解したいんだよね。

多江さん「道のりは遠いなぁ〜」

純くん「そんなにBTSが好きなら、一緒にダンス、習いに行こうよ」

誘ってきたのは、中学生の孫の純くん。

多江さん「ダンスー? ムリ! ムリ! 年甲斐もないって笑われちゃうわよ」

純くん「え、でも今日は、ばーちゃんがいつもゲン担ぎしてる一粒万倍日だよ」

お! 純くん、いいことに気がついたね〜。

説明しよう!
「一粒万倍日とは、一粒の籾をまけば何万ものお米が実ることから、ことを始めるのに良い日と言われているんだ」

多江さん「そうは言っても、64歳でダンスはムリよ〜」

純くん「何言ってるんだよ。BTSだって歌ってるじゃないか。
“まだ、終わってない。踊るのに許可はいらないんだ”」って。

多江さん「え? これって、そういう曲だったの?」

あは! これからは英語も勉強しないとだね。
60代は、まだまだこれから。
もっと人生を楽しもう!

ボクら乳酸菌は、みんなの推し活を応援するよ。
応援に、許可はいらないんだ!

じゃあ、また、日曜のお昼に!