語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2022年05月15日(日)

やればできる新入社員

ボクの宿主は23歳。
新社会人の村瀬くんです。

研修が終わり、5月から広報部に配属されたんだけど…。

パソコンで文字を打つことに悪戦苦闘中。

先輩女性「最近の子は、スマホのフリック入力は早いのにパソコンのキーボード入力は遅いって、あれ、本当だったんだね〜」

女性の先輩に驚かれ、恐縮しちゃってます。

村瀬くん「す、すみません…」

まさか、こんなところでつまずくとは。

村瀬くん「使えない新入社員と思われているんだろうな〜」

次の日。

先輩女性「村瀬くん、はい、これ」

そう言って、先輩が差し出したのは、タイピングゲームソフト。

先輩女性「うちの子のなんだけど、やってみれば?
ゲーム感覚でタイピングの練習ができるから、上達も早いかもよ」

え〜っ! 先輩、気にかけてくれていたんだね〜。

すると、また次の日…。

先輩女性「え!! 村瀬くん、もうそんなに早く打てるようになったの?」

村瀬くん「あ、はい。あのソフト面白かったんで…。
これからは、資料作成、ボクに任せてくださいね!」

あは! 最近の子は有能なのか手間がかかるのか、わからないね〜。
でも、村瀬くんの適正を見極めてアドバイスしてくれた先輩に、感謝! 感謝!

ボクら乳酸菌も、みんなのおなかの調子を気にかけているよ。
いつも元気にしてあげたいんだ!

じゃあ、また、日曜のお昼に!