語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2012年05月13日(日)

母の日

ボクの宿ぬしは、30歳の女性です。
今日は、母の日。 お母さんに贈ったカーネーション、届いているかな?

彼女、いまは付き合って5年の彼氏と…。 飼い猫の「ドラ」と、共同暮らし。
そういえば、ドラもお母さん。 だけど、ランチのときは決まって…。
甘えてもダメダメ! ドラも、おなかの健康、考えないと!
ランチを終えると、みんなでマッタリ…。

ピンポーン

あれ?誰かな? 何やら荷物が…。 ん?!
お花屋さんから、カーネーション? ええ〜! しかも、ドラ宛!
あ! ねえねえ、こんなところにお手紙が! なになに…。
「わたしのママ、ドラへ。 産んでくれて、ありがとう。
 カーネーション、贈ります。 我が家の子猫、ミーより。」

ああ〜! この送り主…、お母さんだ!
まったく、手の込んだことを…。 いつもながら、かなわないな。
…そのユーモアと元気、いつまでも、無くさないでね。
お母さん、ありがとう。

ボクら乳酸菌も、母なる眼差しで、おなかの元気を見守るからね。
じゃあ、また、日曜のお昼に。