ボクの宿ぬしは、22歳の女性です。
彼女、この春から、新社会人。
今日は、お父さんの手を借りて、東京へ引っ越しです。
レンタカーのトラックに荷物を積んで、いよいよ出発!
お父さんの助手席…、久しぶりだね。
ねぇ、お父さんの腕、なんか、昔より細くなった…?
でも、ここまで育ててくれて、「ありがと。」だね。
そんなこと考えてたら、お父さんがポツリ…。
「たまには写真くらいよこすんだぞ…。ほ、ほら、ケータイで…。」
お父さん、昔のアルバムも、ロクに見ないじゃんね…。
「この写真じゃあ、ちょっと古いからな…」
え?…あ、これ、ねぇ、小さい頃の…。
サイフにこんなの入れてたんだ!?
お父さんの太い腕につかまって…、すっごい笑ってる。
「たまには帰るんだぞ。うん、彼氏とでもいいから…」
ありがと。 お父さんに負けないくらいの彼氏、連れて行こうね!
ちなみに、お父さん、ボクら乳酸菌は、おなかのなかから、彼女を見守りますからね。
じゃあ、また、日曜のお昼に。