ボクの宿ぬしは、16歳の男子です。
彼、生まれて初めて、彼女ができました。
今日は、3回目のデート。
そろそろ、手、つなぎたいね!
でも、なかなかタイミングが…。
今日のデートは、横浜。
元町でショッピングして、中華街で肉まんを頬張って…。
お、今日の彼、エスコートにも慣れてきた感じ! いいぞ!
ねぇ、次はどこに行くの?
向かった先は、赤レンガ倉庫。
冬はここ、スケートリンクになるんだぁ!
あっ!これなら、彼女が転んだとき、手をつなげるかも!
なんかボクも、ドキドキしてきちゃったぁ!
と、思ったら…。
ええ〜、彼女、スケートうま過ぎ!
後ろ向きに滑ったり、くるくる回ったり!
こ、こっちも、いいところ、見せなくっちゃ!
と、ハリきったはいいけれど…。
うわぁ!
おなかのなかまで大揺れするほど、転んじゃった!
いてててて…。
と、そのとき、目の前に彼女の手が…。
あーあ、逆に助けられちゃった。
でも、これで、初めて手をつないだときのこと、一生忘れないね。
ボクら乳酸菌も、いつもキミのおなかに、手を差し伸べているからね。
じゃあ、また、日曜のお昼に。