語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2012年11月25日(日)

紅葉の思い出

ボクの宿ぬしは、25歳の女性です。
彼女、学生時代の友達、
久美ちゃん、まりりんと、トレッキング女子会。
う〜ん!山ガール、決まってるね!
リュックの中には、ガスバーナーと、お鍋。

山頂に着くと…。
まりりんのリュックから…出ました!うどん!
そして、久美ちゃんのリュックからは…。
じゃじゃ〜ん!刻んだ野菜!

鍋がグツグツ

おなかにもヘルシーな、野菜うどん!
くぅ〜、おいしそう!
山々を見渡せば、黄色、橙、赤…。

わー!綺麗な絨毯みたい…。
…と、久美ちゃん、ケータイに保存していた写真を…。

あ、これ!昔の、紅葉狩りのときの!
あのときは、久美ちゃん、失恋したばかりで…。
まりりんと励ましながら、歩いたよね。
…ありがとう。大切にしてくれてるんだ。

…あ、見て!このニンジン
…紅葉のカタチになってる!
久美ちゃん、やるぅ〜!

ねえ、モミジには、
「大切な思い出」という花言葉もあるね。

この景色も、野菜うどんも、また、三人の思い出…

ボクら乳酸菌も、キミのおなかの健康を、
ずっとずっと、大切にしていくからね。
じゃあ、また、日曜のお昼に。