語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2013年07月14日(日)

ビーチのお守り

ボクの宿ぬしは、 20歳の男性です。
明日は、海の日。
ライフセーバーの彼は、朝早くから夕方まで、ビーチをパトロールする毎日。

ボクらがおなかを見守るみたいに、浜辺のトラブルを未然に防がなくちゃね!
と、気合いを入れて監視台に座っていると…。

うわぁ!すごい浜風!
あ!見て!ビーチボールが…!
少女:「あぁ〜!待って〜!!」
追いかける、女の子とお母さん!

ねえねえ!ここは出番じゃない?
宿主:「っしゃあぁぁ〜!」
彼、ビーチを猛ダッシュ!
見事にキャッチして、女の子に…。

宿主:「はい、どうぞ。」
少女:「ありがとう。」
すると…。

少女:「これ、スーパーマンみたいなお兄ちゃんに…、さっき、拾ったの。」
…手のひらには、薄紅色の桜貝。
宿主:「うわぁ、かわいいね。大事にするよ。」
うん!小さな小さな、お守りだね。

夏も、いよいよ本番。
ボクら乳酸菌も、海の安全を守るキミみたいに、おなかの健康を見守っているよ。
じゃあ、また、日曜のお昼に。