語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2013年08月18日(日)

我が家の極意

ボクの宿ぬしは、熊本に暮らす、66歳の男性です。
今日は、娘さん家族が里帰り。

ママ:「お父さん!ただいま〜!」
凜ちゃん:「おじいちゃ〜ん!」
宿主:「なーんね、凛ちゃん、おっきくなったね〜!」
凜ちゃん:「今日、お祭り連れてって! ねぇ!」
宿主:「そぎゃんそぎゃん。」
8歳になる、孫の凜ちゃんに、おじいちゃん、デレデレ。

風も涼しくなった夕方、みんなで、近所の夏祭りへ。
凜ちゃん:「おじいちゃん、金魚すくいやりたい!」
宿主:「そぎゃん、ここはじいちゃんが手本ば見せるけんね、見ときなっせ!」
…という間に…。
ねえ!凛ちゃん、どんどんすくっていくよ!

昔、凛ちゃんのママに教えた、金魚すくいの極意。
ちゃんと受け継がれているね!
宿主:「さすが、おいの孫たいね!」
…と、凛ちゃん、今度は、おじいちゃんの手をとって…

凜ちゃん:「ねえ、おじいちゃん!わたあめ食べに行こう!」
宿主:「おお、そぎゃんそぎゃん、わたあめね!」
凜ちゃん:「あ!それから、たこやきもー!」
ママ:「ちょっと凛て!ばあちゃんが、晩ごはんば作って待っとるとよ!」

凛ちゃんてば、おなかの元気も、おじいちゃんゆずり。
ボクら乳酸菌も、親子代々、ちゃんと伝わっているんだね。
これからも、おなかのなかから、みんなの健康を見守っていくよ。

じゃあ、また、日曜のお昼に。