語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2013年09月01日(日)

忘れない場所

ボクの宿ぬしは、45歳の女性です。
今日は、防災の日。
ゴソゴソ…
彼女、娘の優ちゃんと、防災品のチェック。

宿主:「お水に非常食、懐中電灯、毛布、救急箱に、あ、ラジオ…。」
貴重品を入れて持ち出せるように、防災袋も。
えーと、他には…。
娘:「ねえ、お母さん、これも。」
宿主:「あっ! ミーちゃんの缶詰!」
そうそう、飼い猫のミーちゃんの分も、ちゃんと準備しておかなくっちゃ!

娘:「ねえ、お母さん、地震のとき、みんな別々の場所にいたら、どうするの?」
さすが、優ちゃん、しっかり者!
よし、じゃあ、散歩がてら…。

ふたりは、近所の大きな公園へ。
実は、ここ、我が家の指定避難場所。
でも、ねえ、災害の時は人で溢れるかも…。
すると…。

娘:「お母さん、ウチの集合場所、ココにしようよ!」
ああ!ここは…。
我が家が初めて、ミーちゃんと出会った場所。
たしかに…。ここなら、絶対に忘れないね。

備えあれば、憂いなし。

おなかのなかも、ボクらがいれば憂いなしだよ!
日頃からの心がけ、大切にね。

じゃあ、また、日曜のお昼に。