ボクの宿ぬしは、18歳の女の子、百合ちゃん。
彼女、この冬は大学受験。
近頃は、塾の自習室で、ひたすら勉強。
その帰りに、声を掛けてきたのは、学校でもクラスメートの美帆ちゃん。
美帆ちゃん:「ねえ、百合、今からさ、ちょっとだけクリスマス、味あわない?」
駅に着くと、あったかいコーンポタージュを買って、自転車に跨がる、ふたり。
クリスマスソングの流れる商店街を抜けると…。
宿主:「え?ここ登るの?」
美帆ちゃん:「まあまあ、いいじゃん。運動不足だし。」
…やっとこさ、たどり着いたのは、高台の小さな公園。
美帆ちゃん:「ほら、百合、見て見て。」
宿主:「うわぁ…」
見渡すと、街全体が、イルミネーションみたい。
こんな夜景、近くにあったんだね。
美帆ちゃん:「ねえ、来年の今頃はさ、この景色も、違って見えるのかな?」
宿主:「見えるよ!なんか…もっと、キラキラしてると思う!」
美帆ちゃん:「うん…だよね。」
宿主:「…で、美帆もわたしも、もっと、キラキラしてる。」
美帆ちゃん:「うん!間違いない!」
束の間の、クリスマス。
がんばるふたりが、いちばん輝いているよ。
寒いから、カラダだけは気をつけて。
おなかの健康は、ボクら乳酸菌が、しっかり見守っているからね。
じゃあ、また、日曜のお昼に。