ボクの宿ぬしは、34歳の女性です。
この春から、仕事を再開する、彼女。
3歳になる息子の友也くんを、初めて保育園に預けるんだよね。
宿主:「よし、行こっか。」
ボクら乳酸菌も摂るし、元気いっぱいの、友也くん。
春風に吹かれながら、大好きなヒーローの真似をして、ゴッキゲン。
でも、保育園に着いて、いざ、保育士さんに引き渡すと…。
友也くん:「うえ〜〜〜ん!!!」
ああ!さっきまでの元気が、一変!
でも、ママ、すぐに出ないと、遅刻しちゃう!
ねえ!ここは思い切って…。
宿主:「友也…、じゃあね!」
振り返らないで、階段を駆け下りて…。
本当は、ママも泣きたいんだよね。
と…。
保育士:「友也くんのお母さーん!」
あ!見て!ベランダから、先生と友也くん。
…ん?あ!あれ…ヒーローのポーズ!
宿主:「友也…」
泣き顔だけど、キマッてる。
宿主:「ママも強くなるね、友也。」
うん。…でも、がんばり過ぎないでね、ママ。
ボクらも、二人のために、おなかのなかから、エールを送るよ。
じゃあ、また、日曜のお昼に。