語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2014年06月22日(日)

始まりの日

ボクの宿ぬしは、38歳の男性です。
サッカー好きの、彼。
連日、テレビのサッカー観戦で寝不足気味。でも…。
陽太くん:「ねえ、パパ、ゲームしよう。」
…と、息子の陽太くん。

休みだけど、今日は仕事もしなくちゃいけないし…。
宿主:「すまん、陽太。また今度な。」
運動が苦手気味の陽太くん。
ホントは、サッカー、やらせたいんだよね。

しばらく、部屋で仕事をしていると…。
陽太くん:「ねえ、サッカーしよ。」
…と、陽太くん。
え?サッカー?
陽太くん:「パパ、サッカーだったら、いっしょにやってくれるでしょ?」
陽太くん、ホントはパパと遊びたいだけなんじゃない?
ねえ、ここは…。

宿主:「…よし、陽太、公園行くか!」
陽太くん:「ほんと?」
宿主:「ああ、サッカーじゃなくてもいいから。」
陽太くん:「ううん、サッカーがいい…。だって、テレビのサッカー選手、カッコいいんだもん!」
宿主:「陽太…。」

ねえ、今日が、陽太くんとサッカーの、始まりの日かも。
陽太くん:「パパ、はやくー!!」
親子のパス、これからもずっと、繋げていこうね。

ボクらも、おなかのなかから、健康をアシストするよ。
じゃあ、また、日曜のお昼に。