語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2014年07月06日(日)

姉妹でお願い

ボクの宿ぬしは、16歳の女子です。
彼女、今日は、彼と初デート。

宿主:「ああ、緊張する…」
友達に相談したり、お姉ちゃんに話を聞いてもらったり…。
ここまでの道のり、ホントに長かったね。
宿主:「なんか、のど渇いてきた…」
ねえねえ、飲みものでも、買っとこ。

駅前のスーパー、入り口には、七夕の笹飾り。
色とりどりの短冊には…。
男の子:“犬が飼いたいです”
女性:“今年こそ、富士山に登りたい!”
男性:“絶対に第一志望合格!”
みんなのお願い、いろいろだね。
と…。

姉:“妹の一途な想いが、届きますように”
んん?この文字、ひょっとして…?
ああ!横には、「S.N」って…。
お姉ちゃんのイニシャル!

彼のこと、いろいろ相談したけど、こんなお願いまでしてくれて…。
ねえ、ここはひとつ…。
こっちも、絶対に叶えてもらいたい願いを。
宿主:「姉のシューカツが、うまくいきますように。」

ボクらも、日々、「健康」という願いを、叶えていくよ。
じゃあ、また、日曜のお昼に。