語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2014年08月10日(日)

遠く離れても

ボクの宿ぬしは、24歳の女性です。
出版社に勤める彼女。
束の間の夏休みは、東京から、実家のある博多に戻って…。

宿主:「みんな、ひさしぶり〜!」
地元の友達と、久々の再会。そして…。
帰って来たからには、博多名物の、もつ鍋!
暑いけど、夏バテにも効果的。

宿主:「んん〜!やっぱりこれだよね!」
と、みんなの話題は、お互いの近況報告。
でも、気がつけば、上京しているのは、自分だけ。
みんな、地元の話で盛り上がると、あれれ?
ちょっと、話についていけない…?

すると…、向かいに座っていた、佳代ちゃんが…。
佳代ちゃん:「そうだ!ねえ、遥香。この記事、遥香が書いてるんだよね!」
ああ!ねえ、その旅行雑誌は!
佳代ちゃん:「この前、偶然、遥香のお母さんに会って、この記事のこと聞いて、急いで買いにいったんだよ!」
ええ、そうなの?!

佳代ちゃん:「遥香、すごいね! 雑誌記者の夢、叶えたんだね!」
もう、みんなで大盛り上がり!
…ねえ、遠く離れても、やっぱり、友達。
いつも、見ていてくれるね。

ボクらも、キミのおなかの健康を、日々、見守っているよ。
じゃあ、また、日曜のお昼に。