ボクの宿ぬしは、25歳の女性です。
彼女、残業で、深夜のタクシー。
会社を出てひとりになると、散々だった一日を、振り返ってしまうね。
実は、前の晩、プレゼン用の企画書作りを、家まで持ち帰って、遅くまでがんばったのはいいけれど…。
宿主:「…ん?会社から?…ああ!いけない!どうしよ!」
まさかの、朝寝坊!
大急ぎでメールで送って、なんとか間に合ったけれど…。
せっかく書いた企画書なのに、自分でプレゼンできなかったね…。
宿主:「わたし、何やってんだろ…」
いつの間にか、涙が…。
…と、タクシーの運転手さん。突然、クルマを路肩に停めて…。
タクシー運転手:「お客さん、窓を開けて、見てください。」
え…?今は、それどころじゃ…。
タクシー運転手:「ここから見上げる東京タワー、綺麗なんですよ。」
…と言われて、見上げると…。
とっても、綺麗。
タクシー運転手:「この仕事をしていると、色んな人がいますけど…泣いているお客さんは、たいてい、何かをがんばった人ですよ。」
…ねえ、ちょっとだけ、元気になった?
宿主:「うん、ありがとう。」
ボクらも日々、おなかを、元気にしていくよ。
じゃあ、また、日曜のお昼に。