語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2014年12月21日(日)

サンタへのお手紙

ボクの宿ぬしは、46歳の男性です。
彼、年末に向け、自宅の収納整理。
ひょっこり出てきたのは、クリスマスツリーのセット。
昔は、あんなにはしゃいでいた息子たちも、今は、中学生。
いつしか、ツリーも出さなくなって…。

久しぶりに箱を開けると…。
サンタの飾りも、どこかさみしそう…。
そして、別の小さな箱には…。
息子たちが小さい頃に書いた、サンタクロースへの、お手紙。

クリスマス向けの広告チラシを切り抜いて、欲しいオモチャを、第一候補から第五候補まで貼り付けて…。
息子:「ねえ、サンタさん、絶対来てくれるよね!」
パパとママにとっては、この手紙こそ、大切なプレゼント。
あの頃を、思い出すねぇ。

…と、何気なく手紙の裏を見ると…。
あれ?
息子: “サンタさん、いつもありがとう”
これ、息子たちの文字!
…こんなことも、書いていたんだね。

時を超えた、「ありがとう」のプレゼント。
ボクらも、おなかのなかから、健康というプレゼントを、贈り届けるよ。

じゃあ、また、日曜のお昼に。

※この物語は、ラジオネーム“こう”さんからのエピソードをもとに、語りかけたよ!
本当に、ありがとうございました!