語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2015年07月05日(日)

夢は世界規模

ボクの宿主は63歳の男性です。

趣味のウォーキング中、ちょっと困った事態に!

女性:「自分がワクワクするような願い事をひとつ、書いてください!」
近所の商店街…。
手渡されたのは、七夕飾りの短冊。
「ワクワクするような」って言われても…。
ここ数年、初詣やお墓参りで、手を合わせて願うことは、
“家内安全”“家族の健康”くらい。

すると…。

女性:「いろんなお願いごとがあるんですよ! 見て下さい。“メジャーリーガーになれますように”“世界中をお花でいっぱいにできますように”」
笹飾りの短冊を読みあげる、お姉さん。
女性:「最近の子どもたちの夢って、世界規模なんですよね」
世界規模かぁ…。

宿主:「はい、お姉さん! 目立つところに飾ってよ!」
短冊に書かれた願い事。
チラッと見たお姉さんは…。

女性:「まかせて下さい! 1番高いところに飾りますね!」
と、そこに書かれていたのは…。

宿主:「“エベレスト登頂!”」

あは! 趣味のウォーキングを極めて、世界最高峰の山登りか〜。
いくつになっても、夢は世界規模だね。

もちろん、ボクらの夢も世界規模。
世界中のおなかを健(すこ)やかにして、
みんなの夢をサポートしていくよ。

じゃあ、また、日曜のお昼に。