語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2015年09月06日(日)

初物七十五日

ボクの宿ぬしは29歳の女性、涼子さん。
年上の純一さんと、結婚したばかりの新婚さんです。

今日は、夫婦でサンマ祭りに!
もちろん、二人のお目当ては、初物のサンマ!
宿主:「わぁ〜、いい匂い〜♪」
純一:「食欲わくなぁ〜♪」
炭焼きの香りと煙りが、いい感じに漂ってくるねぇ〜。
でも、残念ながら、屋台までは長〜い行列。
混んでいるのは覚悟していたけれど、これは、予想以上!
純一:「最後尾、どこだろ〜?なぁ、やっぱり見物だけにしておこっかぁ…。」
さっそく諦めモードの純一さん。
宿主:「え〜、せっかく来たんだよ!それに昔から、初物を食べると、75日、長生きできるって言うじゃない?迷信かもだけど、絶対、健康にいいと思うんだよね。わたし、純一さんとは、少しでも長く一緒にいたいし…。」
なるほど〜。
涼子さんが出始めサンマにこだわるのは、純一さんのためなんだ〜。

あれ? 純一さん、目に涙…?
純一:「違うよ!煙が目に染みただけだよ!」
あは!年上のやせ我慢?

ボクら乳酸菌も、みんなの健康を、日々応援しているよ。
いつまでも一緒に長生きしようね!

じゃあ、また日曜のお昼に。