語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2019年06月16日(日)

オレは生きている

ボクの宿主は43歳の麻美さんです。


麻美さん:「ただいま〜、おじゃましま〜す!」

久しぶりの実家。
今日は父の日だもんね。
     
お父さん:「おー、来たか! 待ってたぞ、麻美!」

77歳のお父さんは、今日も元気!

現役時代は仕事人間で、
家のことはお母さん任せっきりだったけれど…。
一人暮らしになった今は…。

お父さん:「今日は本を見て爛┘咾里靴鵑犬舁箸欧膨戦してみたんだ!
筑前煮もあるから、いっぱい食べてけよ」
すっかり料理にハマっています。

麻美さん:「わぁ、美味しい〜。
お父さん一人暮らしになって、ちょっぴり心配だったけど、
これなら安心だわ〜」

そう言って、お父さんに目を向けると、
あれれ、ぬか床をかき回すお父さんの背中が、思ったよりも小さいね。

麻美さん:「お父さん、トシとったね」

思わず声が出る麻美さん。

すると…。

お父さん:「当たり前だろ! オレは生きてるんだぞ!」

あは! 生きているからトシもとるし、
カラダも変化するんだよね。

だから、親孝行は思い立ったが吉日!

麻美さん:「お父さん、今度は私が、お母さんの味を教えてあげるよ」

ボクら乳酸菌も生きているんだ!
変化が心配じゃなくて、安心になるよう
寄り添っていくからね。

じゃあ、また、日曜のお昼に。