食べ物をテーマにした「グルメマンガ」、美食から、B級グルメ、また時代劇や人間ドラマを描いた作品まで、最近のグルメマンガは実にバラエティ豊か！今日は、そんなおいしいマンガたちの秘密に迫ります。料理マンガばかりを紹介する　「マンガの食卓」という本も出されたマンガ解説者の南信長さんに伺います。

まず最初の秘密は、こちら。
『作らない、食べない、語るだけのグルメ漫画が売れている！？』
グルメ漫画といえば、昔はプロの料理人が主人公のバトルものが主流でした。そこに『美味しんぼ』が出てきて、食べる側が主役に。さらに『孤独のグルメ』、『たべるダケ』などの、食べるだけ。さらに『極道めし』『めしばな刑事タチバナ』のように語るだけの作品も登場するようになりました。語るだけなのに、美味しさは、伝わってくるの？と思いますよね。でも、落語の世界を想像してみて下さい。お蕎麦のシーンとか、美味しそう！と感じますよね？本当は食べてないけど話をしたり、想像の中で食べる様子が描かれて、美味しさが伝わってくるんですって。
　　　　　
漫画解説者の南信長さんとお送りする、「グルメ漫画」の秘密。続いては、こちら。
『料理上手という設定のタッチ　浅倉南の、料理が、あまり美味しそうではない！？』
タッチの南ちゃんといえば、スポーツ勉強料理もできる理想の女子。しかし！彼女が作っている料理をみると、たっちゃんにカレーライスを出すシーン・・・カレーライスを置くだけ！サラダなど副菜もつかない！ラーメンのどんぶりを置くだけ！料理上手にみえない！食べ方も、美味しそうではない！料理自体も、よくわからない！メニューが分からない！絵も微妙！・・・と、厳しいご指摘をいただきました。笑

南さんには、続いて、料理好きの女性にも役立つ作品を教えていただきます！