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【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃~

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読み活
2015.04.28

「地図をみて、どんなところかなーと考えることを愛してやまない、三土たつおです」

普通、地図というと、どこか目的の場所へ行くための”道具”として見るものですよね。でも、そんな地図には奥深〜い楽しみ方がいろいろあるようです。

三土さんは、普段はプログラマーのお仕事をされているんですが、時間があるときはひたすら趣味で地図を眺めているとのこと。

まずは、この質問。
Q.どんな地図が好きなんですか?
「実は一番好きな地図は、ごく普通の都市の地図なんです。iPhoneやアンドロイドに標準で入っているような地図。あれでよくて、ずーっと眺めていられるんですね。
知ってるはずの街なのに、あれ?この路地知らないな。っていう発見があります。
改めて地図を見ると、あれ、この一角見覚えないな、というのが必ずあるんです。で、その一角を改めて歩いてみると、こんな景色だったんだ、という発見があって。
あとは、行ったこともない海外の大きな滝とかを見ることですね。こんな雄大な地形があるんだ、と。知らないところを地図で旅した気分になるんです。」


地図って色んな縮尺がありますが、三土さんが好きなのは、5000分の1の縮図の地図。路地の1本1本もちゃんと分かって、大きすぎず、小さすぎないのがいいようです。

地図が好きになるタイミングって、謎ですよね。笑 訊いてみましょう!

Q.三土さんは、どんな理由で地図を好きになったんですか?
「昔子供の頃に読んだ「ドラえもん」に出てくる秘密道具が大きいですね。地球儀なんですけど、虫眼鏡で拡大してみると、国の中の街が見えて。街の中の一軒一軒の家が見えて。その中で昼寝しているのび太が見えるという。そんな風にどこまでも拡大して見える地図がすごい素敵だなと思ってたんですよ。大人になってGoogle MAPというのが出来まして、これはまさにドラえもんの地球儀だなと思って嬉しかったというのを覚えています。
昔から「地球をどこまでも拡大して見たいな」っていう気持ちがあって、その中で地図が自然に好きになったんだと思います。」

            
今、グーグルマップの話がでましたが、地図とひとくちに言ってもいろいろありますよね。

Q.地図を見ることを趣味にしたくなるような、面白い地図、ありますか?

「空想地図というのをご紹介します。今和泉さんという方や、他にもやられている方がいるんですが、彼らは、自分の頭の中で考えている街というのがあるんです。その街を、自分自身が知るために地図に起こすっていうすごい面白い地図なんですよ。テキトーな地図を書いているわけなくて、「この街、ある」という風に思って、その街をよく知るために地図にしようという思考回路なんですね。どこに池があって、どういう線路が走っていて、高速道路はどういうふうに通っていて。この街とこの街の間にこういう川があるから余り交流がない、などを考えて書いているんです。」

さて、早い人は明日から連休に突入。土地勘のないところへ旅行にいく方も多いですよね。

Q.旅先で便利な地図の使い方、ありますか?
「以前、京都の龍安寺に行きたいなと突然思って、地図を見てみたんですね。龍安寺を見つけて、周りに仁和寺とかあって。でも、分かったような分からないような気がしたんですね。龍安寺の場所も分かって仁和寺の場所も分かって、結局そこどこなの?そこで、その東京の土地勘を京都に援用してみたんです。同じ縮尺の京都の地図と東京の地図を並べてみるんです。東京駅を右下に持ってくる。同じ位置に、京都も右下に持ってくる。そうすると、京都駅に対する龍安寺の場所っていうのが、東京駅に対する大塚駅の辺だっていうのが分かったんですね。そうすると一気に、龍安寺って大塚かぁ、って。違うんですけど。歩いたら行けないな、というのも分かるし、電車だと30分くらいかな、というのも分かるんです。」

旅行の予定がある方は、出発前に旅先の地図を眺めてみてはいかがですか?
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