今日の“食べ活”は「パン作り」の趣味をご紹介。

以前番組で、「新しく始めたい趣味」を聞いてみたところ、リスナーさんからの回答で最も多かったのが、この趣味。お話を伺ったのは、東京都府中市で「キャラメルハウス」というパン教室を主催している木村吉美和さんです。

■大雑把な人こそ、パン作りをやってみて！
パン作りって、お菓子作りと似ているような気がしますよね。ところが、実はパン作りは本当に簡単。手順や分量を少しでも間違えると大失敗してしまうお菓子作りとは違って、パンは凄く懐が広く、多少ミスをしても美味しく焼き上がってくれます。なので、大雑把な人にこそ、挑戦して欲しい趣味なんだそうです。実際に放送中、「バターを入れ忘れた！」と言っていたリスナーさんも、無事に美味しく焼きあがったとご報告をいただきました。

また、パン作りって凄く時間がかかるイメージですが、最初にこねるのに20分。その後発酵の時間はほったらかしなので、1時間も空くんです。木村さんはその間に洗濯を済ませたり、買い物に出かけたり。逆に生活のリズムを組み立ててくれそうですね。

それなら私でもできるかも。と思ったあなた。始めるなら、“今”みたいですよ！

■今の時期は、パン作りのベストシーズン！
実は、気温が大体25度〜30度で安定する今の時期は、パンを作りに向いている季節。常温で置いておくだけで、生地が凄く良い状態で発酵してくれるんです。冬だと寒すぎて、温めてやらないと発酵せず、逆に夏だと暑すぎて、涼しくしてあげないと発酵しすぎちゃう。おかげで、趣味を通して気温や季節に敏感になるそうです。

そんな手軽なパン作り。趣味にすると、“愛”が芽生えるそうですよ。

■パンの“成長”過程が愛しい！
木村さんにとって、パンの製作過程は“成長”なんだそうです。初めは粉の状態から始まり、水などを混ぜると生地の状態に。発酵して膨らんだ生地は、触るとふわふわ。赤ちゃんのほっぺたみたいに、誰が触っても「ああ可愛い」と声が出てしまうそうです。その後、生地は分割して小さくなってしまいますが、また自分で大きく膨らみます。この時、木村さんは「頑張ってる！生きてる！」と感じるそうです。オーブンで、さらに大きく焼きあがったパンを見ると、「成人した」「よく出来た」と思わず感動するんだとか。

子ども並みに愛おしい。だけど簡単失敗知らず。
モノづくりが苦手という大雑把な人こそ、パン作りを趣味にしてみてはいかがですか？

木村さんが主催するパン教室「キャラメルハウス」は、単発での参加もOK。お子さん連れで参加可能なクラスもあるそうです。詳しくは、HPをチェックしてみてください。
＜キャラメルハウスHP：http://caramelhouse.petit.cc/ ＞