近藤真彦さんが日本代表に選ばれたことでも話題になった、トライアスロン。競技としてのトライアスロンには「過酷」というイメージがありますが、趣味としてのトライアスロンにはどんな楽しみがあるのか。トライアスロンを趣味にされているモデルの大原里絵さんにお話を伺いました。

【心の中の天使と悪魔とサライ】
「私、もともとバスケットボールをやっていたんです。バスケットって団体スポーツなので、『私が抜けたらダメだ』みたいなのがあったんですけど、トライアスロンは個人で、しかも趣味な訳ですから。自分のペースでいいんです。それでもレース中は頭のなかに天使と悪魔が出てきて、『そこまでやらなくてもいいんじゃないか』『いやいや今まで練習してきたんだから』みたいな葛藤はよくありますね。最後のランの後半は、頭の中で勝手にサライが流れてくるんです。（笑）今までのトレーニングとかを思い出して、感動しますね。」

自分のペースで参加できるので、気負いしないで済むとのこと。頑張った分だけ、ゴールでの感動が待っています。

【トライアスロンは最高の美容液】
「メイクルームとかで、トライアスロンの話はよくします。メイクさんの『肌の調子がいい』っていう話から、『なぜ肌の調子がいいかというと、トライアスロンをやってるからだ』って。汗をかくことと、前向きな気持ちにさせてくれることが肌に一番いいんじゃないかって思います。一番の美容液ですよ。」

【朝スイムから1日がスタート】
「女性は20代から30代の方が多いですね。主婦の方もいますよ。起業家の方やお医者さんもいますけど、朝スイムをやってから会社に行くっていう方もいるので、すごく幅広いと思います。朝スイムっていうのは、朝出勤する前にスイミングスクールに行って泳ぐんです。ゆっくり身体をほぐして会社に行って。夜、仕事が終わってから、今度は走ったり。1日がアクティブになりますね。」

【忘れられない珍事件】
「トライアスロンって、レースが長時間になるんです。間で水分補給はもちろんしますが、食事も取らないと身体が動かなくなってしまうので、食事もするんです。とはいえ、動きながらなのでみんな試行錯誤。梅チューブがいいんじゃないかとか、おせんべいも食べたくなるよとか、インスタント味噌汁のみその部分がいいんじゃないか、とか。私の場合は、梅おにぎりです。食事のタイミングは、バイク。180キロあるのでその途中で食べるんですけど、前、持っていったおにぎりを食べようとしたらポロッと落としてしまって。ころころ〜って転がっていったんです。貴重なエネルギー源だったので、それがその後のレース中、ずっと気になってしまって。『おにぎりって本当に転がるんだ……』っていうのをずーっと引きずりながら自転車漕いでましたね。（笑）未だにあの映像は頭から離れないです。スローモーションですね。（笑）」

トライアスロンをやってみたいと思ったら、スクールに見学に行くのがオススメとのこと。自分のペースで走れるので、チャレンジしてみてはいかがですか？ただし！おにぎりを食べるときは、細心の注意をお忘れなく！