今週から夏休みで、帰省をするという方も多いのでは？そんなこの時期、全国各地のお祭りで行われるのが「盆踊り」。この盆踊りが、「日本の伝統」から「世界をも巻き込むトレンド」に変わりつつあるようです。お話を伺ったのは、「あまちゃん」の楽曲を手がけた音楽プロデューサーの大友良英さん。大友さんは以前から「盆踊りが来る！」と予言していました。



【やっぱりキテいた盆踊り】
「7月31日に、渋谷のセルリアンタワー東急ホテルのボールルームで、盆踊りが行われました。集まった数はなんと1200人。ホテルで盆踊りやっちゃえる時代なんです。いつかはスクランブル交差点で！と実行委員会は意気込んでいるそうですねよ。このイベンとの開催理由は、2020年東京オリンピックに向けての国際交流。『渋谷音頭』などの演目をはじめ、AKB48『恋するフォーチュンクッキー』、三代目J Soul Brothers『R.Y.U.S.E.I』などのJ-POPも飛び出しました。」

【日本人に刻まれた、“盆ビート”】
「僕が盆踊りにハマって行った理由の１つが盆踊りのビート、通称“盆ビート”って言うんですけど。これは、日本人に刻まれた特別なビートなんです。例えば、『いきなりサンバを踊れ！』って言われてもなかなか踊れないんですが、盆踊りなら、本当にだれでもすぐ踊れるはずです。それぐらい、日本人の身体に染み付いているビートなんです。和風なイメージですが、実はこれがどんな楽曲にも対応できるんです。そのため、海外でも盆踊りが流行っていて、ハワイ、カリフォルニア、ブラジルと言った日系移民の受け入れ先が３大盆踊り伝承地域とも呼ばれているんです。」

今年は大阪道頓堀の誕生400年を記念して3000人による盆踊りイベントも開催され、世界記録の認定を認定を目指すなど、世界へ羽ばたく盆踊り。

大友さんがプロデュースをされている「フェスティバルFUKUSHIMA!2015 納涼！盆踊り」が開催されます。大友良英スペシャルビッグバンドの演奏に合わせて盆踊りをするという、今年で3年目となるこのイベント。「もしもピアノが弾けたなら」縛りの！のど自慢大会の開催も決定しました。詳しくはイベントのホームページをご覧ください。

【フェスティバルFUKUSHIMA!2015 納涼！盆踊り】http://www.pj-fukushima.jp/event/fukushima2015.php