読み活
2015.05.12
「向いてる方向で、今いる街が変わる場所」

「地図をみて、どんなところかなーと考えることを愛してやまない、三土たつおです」
はい!地図を読む!第2弾です!(>>>前回の内容はこちら<<<)
地図を見ている時や、街中でふとした時、「あれ?ここって渋谷区なの?」「あれ?こんなとこまで世田谷区なの!?」・・・なんて、自分が思っていた街の位置と実際の位置がズレていたりすること、ありませんか?そんな”意識のズレ”を使った遊びを、三土さんがしているそうなので、教えていただきました。
三土「みんなの頭の中に、その街がどこまでっていうなんとなくのイメージがあると思うんですね。例えば渋谷ってどこまでだろう。それって必ずしも「地図上で、渋谷何丁目」っていうことではなくて。例えば僕は宮益坂を登り切ったところってもう渋谷じゃないって思うんですよ。そんな感じで、「ここまで渋谷だ」と思うよっていう範囲を地図上に書いてみると・・・「渋谷でもない、青山でもない場所」が浮かび上がるんです。」
大丈夫でしょうか。着いてきてますでしょうか?笑
三土「同じように、池袋と目白の間に、「池袋でも目白でもない場所」が浮かび上がるんですね。で、そこに行ってみるんです。行ってみると・・・確かにね、どっちでもないんですよ。笑 そこに立った時の面白い感覚としては、向いている方向によって、ちょっと気持ちが変わるんです。池袋の方を向いて立つと、遠くにサンシャインが見えるんで、なんか池袋のような気がする。逆に目白側を見ると、目白通りが見えるんで、なんとなく目白な気がする。でも絶対目白じゃないんですよ。学習院も見えないし。」
ちなみに三土さん、地図を使って歌を作ったりもするそうです。それが、学校の校歌。地図に載ってる学校の校歌を、想像で勝手に作っちゃうんです。例えば新宿小学校の場合、「遥かに仰ぐ京王プラザホテル♪」「友と通いしヨドバシカメラ♪」といった具合に。なかなかハチャメチャな歌詞ですが、地図で周りにあるものを取り入れると、自然とそんな歌詞になっちゃうんですね。
向きを変えればテレポートできちゃう特別な場所や、校歌にすると面白い場所。あなたの街でも探してみては??

