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【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃〜

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読み活
2015.07.14

運命の出会いは古本屋にあり!

チェーン展開している大型店や、昔ながらの老舗店。あなたの街に、古本屋さんはありますか?その棚には、普通の書店にはない楽しみが、並んでいるようです。お話を伺うのは、学生時代から古本が大好きで、今は愛知県で「古書 五っ葉文庫」という古書店を経営していらっしゃる、古沢和宏さん。



【古本の魅力は偶然の出会い】
「古本屋さんの魅力っていうのは、今では買えない本をが買える可能性があるっていうことですね。ずっと昔に、ほんの少しだけ出たものが、たまたまそのお店に売りに行ったお客さんのおかげで並んだり。何と出会えるか全然分からないので、自分が知っている知識や好みと似ているものと、偶然出会うことが出来るんです。『なんとなく、今日の気分としてはこれかな』とか、『普段は手に取らないんだけど手にとってみようかな』っていう感じで選んだ本が、すっごく面白かったりするのが古本屋さんの魅力だと思います。」

【朝、古本で運試し】
「例えば朝、古本屋さんに行ってすごくいい本に出会えたりすると、それだけで『今日はいいことがあるかな』って思いますね(笑)反対に、何か嫌な事があった日でも、帰りに寄った古本屋さんでいい本との出会いがあると、『今日はいろいろあったけど、まぁいい日だったな。』って思えたりするんです。自分自身の運を試したり、自分の好きなものを確認しに行ったり。気持ちのコントロールをしてくれますよ。」

【オシャレな“本のセレクトショップ”?】
「僕自身も今35歳なんですけど、20〜30代で新しく古本屋さんを始めたっていう方、実は結構いるんですよ。家族からお店を引き継いだ方も中にはいるんですが、ゼロから始めるっていう方が増えています。しかもそういう方たちは、ただお店の中に売れそうなものを並べるだけではなく、『どう並べたら面白そうに見えるか?』とか、『これとこれを組み合わせたら、よりその本の魅力が際立つだろう』とか、ビレッジバンガードみたいに1冊1冊丁寧にポップをつけて紹介したりとか。本の楽しみ方を引き出そうと店作りをされてる方が多いんです。」

言うならば、本のセレクトショップということ。最近では、カフェや雑貨屋さん、ギャラリーなどと併設された女性が1人でも入りやすい古本屋さんも増えているそうです。

今まで通り過ぎていた古本屋さん、今日はチラッと覗いてみませんか?
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