よ・み・き・か・せ

【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃~

TOKYO FM

  • X
  • Facebook

radiko.jpで今すぐ聴く!

エンタメ活
2016.01.13

行定監督が語る『ピンクとグレー』に影響を与えた衝撃の映画


1月9日より公開中の映画「ピンクとグレー」の監督をつとめる行定勲さんが、
今回は出演。
「ピンクとグレー」の撮影秘話をはじめ、
行定監督が2015年に衝撃を受けた映画や、ご自身の趣味について語っていただきました!!

【行定監督が見る「中島裕翔」と「菅田将暉」】
「中島裕翔はすごい素直な子でね、可能性を秘めているなと思いましたね。衝動みたいな
ものを素直にちゃんと出して行ける。その相手役が菅田将暉という、日本映画界が必要と
する新しい才能を持つ俳優だと思います。いま菅田将暉は、一番演技をすることを楽しん
でいる時期だと思うし、菅田が伸びているときに僕も仕事ができているのはすごく良かっ
たですね。それに相対して、どちらかというとクールに(菅田の演技を)受け止めて、そ
れをはねかえすだけの力が中島翔斗にはあって。2人がお互いに全然違う角度でひとつの
ものを見つめているので、そのぶつかりあいが映画としてもプラスになったというのはあ
りますね」

そんな行定監督が、映画「ピンクとグレー」にも影響をあたえたという、
2015年に衝撃を受けた映画を挙げてくれました。

【演出に衝撃を受けた、グザヴィエ・ドラン監督作品「Mommy/マミー」】
「去年は良い作品がたくさんあって、なかでもグザヴィエ・ドランという
26歳の監督の最新作『Mommy/マミー』という映画は、ちょっと衝撃を受けました。
カンヌで(ジャン=リュック・)ゴダールと一緒に審査員特別賞を受賞した映画なんですね。
グザヴィエ・ドランは26歳の若さで何本も素晴らしい傑作を作り続けているんですけれども、
最新作で、途中で画角を変えるんですよ。最初は1:1の真四角の画角なんですね。
インスタグラムのイメージらしいんですけど、真四角で窮屈な画角なんです。
途中、主人公の少年がスケートボードに乗っているシーンで、
オアシスの『Wonderwall』がかかるんですけど、
その曲の途中で『俺は自由だ!』と叫んで手を伸ばすとワイドサイズに変わっていくんです。
フィルムではできないデジタル時代の映画の幕開けみたいなものを見せつける誰もやらなかった演出を観て、
これは映画館で観ないといけないものなんだと思わされた作品でした。」

さらに、行定監督にご自身の趣味を伺いました。

【「中国茶」を味わいながらの至福の時間】
「僕は中国茶が好きで、お茶を飲む場所がアトリエの近くにあって。
プーアル茶から煎茶、緑茶、紅茶ももちろんあって、
そこにけっこう入り浸っていて、その場所がいいんですよ。
お茶って二番煎じは渋くなりますよってよく言われるんだけど、中国茶は葉っぱが出
るまで煎茶で5〜6煎飲んで大丈夫。プーアル茶なんて、何十年ものの発酵されたやつは10
煎くらいまで大丈夫なんですよ。茶菓子もついてて、趣のある茶碗でお茶を飲む。
酒も飲まないし煙草も吸わないのですが、このお茶だけはハマってますね。
長いときは4時間くらいいます。ボーっとしていられる隙間の時間がたまらないんですよね」

映画「ピンクとグレー」は全国公開中です。詳細は、
公式サイトhttp://pinktogray.comをご覧ください。
  • mixiでシェアする

新着コンテンツ