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【放送時間】山崎怜奈の誰かに話したかったこと。内 Mon-Thu 14:30頃~

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読み活
2015.06.02

書店では出来ない、多様化する図書館の楽しみ方


図書館に最後に行ったの、いつですか?大人になってから図書館をめぐってみると、子どものころには気づかなかった楽しみ方がたくさんあるようです。お話をお聞きしたのは、図書館めぐりが好きすぎて、「東京図書館制覇!」というサイトまでつくってしまった竹内庸子さん。

書店じゃダメ!図書館にこだわる理由は「出会いと発見」
元々、小説が好きだったという竹内さん。書店の場合は、お目当ての小説を買って終了。ところが、図書館に通うようになると、「せっかく来たんだから」と小説以外の棚も見るように。すると、「あ、こんな本もあるんだ」という新たな出会いや発見があり、読む本のジャンルが凄く増えたそうです。

この新たな出会いや発見を、さらに与えてくれるのが「本の福袋」というイベント。何冊かの本を職員さんがセットにして袋に入れて並べてあり、それぞれの袋には「給料日」「地元愛」「女超人」「おひとりさま御用達」というように、気になるキーワードのタグがついています。袋ごと借り出して見てみると、そのキーワードに関連した本が出てくるという仕組み。

まさに、本の闇鍋といった具合のこのイベント。新たな本と出会えるのが楽しくて、竹内さんは開催される度に足を運んでいるんだとか。

図書館には、その街の色が出る
例えばオフィス街にある図書館は、仕事をするのにも使うように集中できる環境になっていて、電源やWi-Fiなどの設備も充実。子どもが多い江戸川区だと、図書館の中で本の分類などを覚えながら遊べる脱出ゲームを開催。他にも、女性向けにオシャレなインテリアのカフェが併設されているところもあるなど、場所によって様々なタイプの図書館があるんです。自分の家の近くだけでなく、気分によっていろんな図書館を使い分けるのも一つの手。

そんな地域性は置いてある本にも出るようで、通常野球やサッカーのものが多いスポーツ雑誌コーナー。ところがこれが八丈島の図書館だと釣りやダイビングの本が置いてあるそうです。細かい所で地域性が出ていて、そんな違いを見つけるのも図書館めぐりの醍醐味の1つ。

竹内さんオススメ!お昼時に行きたい図書館
日比谷公園の中にある日比谷図書文化館。この地下1階に入っている「ライブラリーダイニング日比谷」というレストランは、PRONTOとまい泉がコラボしたお店で、PRONTOのカフェバーメニューとまい泉のとんかつが1つのお店で食べられます。ごく一部のものを除いて、図書館の本も自由に持ち込み可能なので、気に入った本を片手に優雅なランチタイム、なんていう楽しみ方も。

竹内さんの運営する「東京図書館制覇!」というサイトには、東京23区の公立図書館の飲食設備リストが載っています。カフェがある図書館、自動販売機がある図書館、ペットボトルの持ち込みができるかなど詳しく書かれているので、図書館に行ってみようと思った方はこちらも要チェック。

★「東京図書館制覇」: http://tokyo-toshokan.net/
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