今週もありがとうございました♬
この番組は、明日からのお仕事に向けて元気をチャージしてもらえるような本を毎週ご紹介しています📕✨
今週は8月１１日の山の日にちなんで「山の小説」というテーマで南沢奈央が選んだ本をご紹介します。

テーマにそって、「本 とのこと」のコーナーでピックアップしたのはこちら。

◯『残照の頂　続・山女日記』 著：湊かなえ　出版：幻冬舎
連作短編小説「山女日記」の2作目です。短編なのでこちらの作品から読んでも楽しめます📚
目次では日本地図に山の名前が書かれており、山のガイドブックのようなデザインが特徴的です⛰️
山の名前ごとの短編で、主人公も異なります。主に一つの短編で2人の主人公がいて、それぞれの視点から登山を通しての心情変化が描かれていきます💭
亡き夫への後悔を抱く女性、人生の選択に悩む会社員、山登り仲間が失踪してしまった音大生、母親に山岳部を認めてもらえない大学生などなど、どこか胸にわだかまりを抱えた女性たちが登場します。
登山が大好きな奈央さんにとって山を登る時間は自分と向き合える時間でもあり、この作品を通じて登山の魅力を再認識したそうです✨
実はこの「残照の頂」は奈央さんがAudibleで朗読した作品でもあります。こちらもぜひチェックしてみてください🎧♪

そして、「ブックマークしよっか！」のコーナーでご紹介した本はこちら。

◯『神去なあなあ日常』 著：三浦しをん　出版：徳間書店
主人公の平野勇気は高校を卒業したばかりの18歳。卒業後の進路が決まっていない中で担任の先生が就職先として紹介した三重県神去村の林業に就くことに...
神去村にある数々の習わしの中で不慣れながら生活を続ける主人公は次第にたくましく成長していきます。
タイトルにある「なあなあ」とは村人の口癖で「ゆっくり行こう」や「まあ落ち着け」と言った意味。のんびりした村人の人柄にも癒されます☺️
48年に1度行われる「神事」の場面が奈央さんイチオシ。千年過ぎを切り倒し、それに乗って山を駆け降りる描写は小説ながら映像が目の前に広がるような臨場感なのだそう😳
山を守る林業のリアルと人間ドラマに注目です😉




放送内では、思わずブックマークしたくなるような“きらめく”言葉もご紹介していますので、ぜひオンエアで確認してみてくださいね。



番組は聞き逃してしまっても【radiko】でアーカイブがお楽しみいただけます✨
👉コチラから。
アーカイブ聴取可能期間は1週間となっていますので、気になった方はお早めに‼✨

番組へのメッセージはもちろん、みなさんのおすすめの本などもぜひ教えてください📚✨
Xでは #yomokka を付けて感想などをつぶやいていただけたら嬉しいです。

それでは来週の放送もお楽しみに😆

〜オンエア楽曲〜
M1　ヘロン / 山下達郎
M2　HAPPINEST FOOL / Maia Hirasawa