今週もありがとうございました♬
この番組は、明日からのお仕事に向けて元気をチャージしてもらえるような本を毎週ご紹介しています📕✨
今年は三島由紀夫が生まれて100年。ということで奈央さんセレクトの三島由紀夫作品を特集しました。

テーマにそって、「本 とのこと」のコーナーでピックアップしたのはこちら。

◯『金閣寺』 著：三島由紀夫　出版：新潮文庫
1956年の作品、三島由紀夫の代表作とも言える作品です。奈央さんが改めて読むために購入したのは今年発売されたプレミアムカバー版の一冊。
真っ赤な表紙に金の文字が映えるデザインとなっています。
物語は金閣寺の美しさにとらわれた学僧が金閣寺を放火するに至るまでのお話です。1950年に実際に起きた金閣寺放火事件をもとに描かれています。
主人公の溝口は人とうまく関われず、孤独を感じる日々を送っていました。
小さい頃から父に「金閣寺ほど美しいものはない」と教わり金閣寺に憧れを抱いていた溝口が実物を前にし、失望し、再度美しさを感じ、そして放火に至るまでの価値観の変化が生々しいです。
物語に「金」がつく言葉がいくつも出てくることで、金閣寺はどの「金」よりも別格なのだという溝口の思想が読者にも自然と入ってくる表現にも注目です✨
読み終える頃には放火する心情に共感するかも...??🔥

そして、「ブックマークしよっか！」のコーナーでご紹介した本はこちら。

◯『不道徳教育講座』 著：三島由紀夫　出版：角川文庫
三島由紀夫の人間味あふれるエッセイ集です。内容はタイトルそのまま!? 大いにウソをつくべし、弱い者をいじめるべしなどなど不道徳を勧めてきます😈
各章それぞれ良識や道徳に反するタイトルが並んでおり、どこから読んでも不道徳な一冊です🤔
奈央さん、すぐ謝るより罪をなすりつける方が正直者...といった三島の独自の論理に初めは疑問を持つも、だんだんとそうかもしれない...！と感じるようになったそうです🌀
三島の純文学からは得られない、独特なユーモアと風刺が効いた表現の数々にあなたもきっと夢中になる...??
本のデザインは角川文庫と手ぬぐいの「かまわぬ」がコラボした特別なカバーとなっています。



放送内では、思わずブックマークしたくなるような“きらめく”言葉もご紹介していますので、ぜひオンエアで確認してみてくださいね。



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👉コチラから。
アーカイブ聴取可能期間は1週間となっていますので、気になった方はお早めに‼✨

番組へのメッセージはもちろん、みなさんのおすすめの本などもぜひ教えてください📚✨
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それでは来週の放送もお楽しみに😆

〜オンエア楽曲〜
M1　JAM / THE YELLOW MONKEY
M2　Under Pressure / David Bowie