2019/04/19 O.A

今週のユーミンコードは、先週に引き続き、メジャーデビュー10周年を迎えたOKAMOTO'Sのベーシスト ハマ・オカモトさんをゲストにお迎えしました。
コードは「MY LIFE IS ONLY MUSIC」です。

■今週のChordは“MY LIFE IS ONLY MUSIC”

●音楽が好きで良かった

ユーミン:あのね、10年目っていうのが意外だったんですよ。

ハマ・オカモト:そうですか?

ユーミン:もっと、18年ぐらいやってる雰囲気じゃない?

ハマ・オカモト:先輩方とか、長く知ってくださってる方はそういう風に言っていただけて。
真逆の意見があるんですよね、「もっとやってると思ってた」っていう人と、「もう10年目か」って言っていただくことがあるんですけど。

ユーミン:うんうん。

ハマ・オカモト:ユーミンさんのそれこそ10年目は・・・?

ユーミン:72年にデビューなので、82、3年。その10年は長かったですね。
結婚したりいろんなこともあったけど、荒井由実時代が4年くらいで、自分で言うのもなんだけどすごいブームだったんですよ、なかった音楽だったから。

ハマ・オカモト:そうですよね。

ユーミン:それで結婚して、そこから逃げたかったっていうのもあるけどスコーンと数字が落ちたの。
“世間ってそういうもんなんだ”って愕然としたこともあり、虚脱状態もあり。
でもね、“これやるしかないな”って思い出して、ライブも含めてマーケットがない時代なんですよ。インフラから作るぐらいの勢いでやりだしたわけ。

ハマ・オカモト:うんうん。

ユーミン:アルバムもポップっていうことをすごい模索しながら、「守ってあげたい」っていう曲で再ブレイクするんだけど、再ブレイクってものすごいエネルギーいるのよ。
グレーのトンネルをね、ずーっと走ってたら開いたっていう感じの10年目だった。

ハマ・オカモト:なるほど。

ユーミン:私もよく知っている重鎮達とのセッションもされてますけど、そういう時のプレイは変わりますか?

ハマ・オカモト:ユーミンさんのことをよく知ってる方、また逆もそうですけど。
林立夫さんと鈴木茂さんとは、ここ4年、5年の間にビルボードでツアーをやったりとかっていうのがあるんですけど。

ユーミン:あのレジェンド達はね大忙しよ(笑)。

ハマ・オカモト:実際、一緒にやらせていただくと分かるんですけど、自分がどこに立ってるのかっていうのがはっきり分かるんですよ。
バンドってバンドのメトロノームがあるので、もっと言うと、それがドラマーなので。自分の体感って、自分のバンドの体感なんですね。それが「BPM120」って言われた時の演奏って、人によって違うじゃないですか?

ユーミン:うんうん。

ハマ・オカモト:バンドのメトロノームで生きてきたなっていうのを、お2人とやった時にはっきり感じましたね。
“俺は全然周りが見えてないんだな”とか。ただ、自分の財産としてすごく面白かったんですけど、お話してて「アレンジをしよう」となって、原曲があって。
立夫さんと、茂さんで“ああでもない、こうでもない”って言ってた時に、2人から「じゃあハマくん、南部っぽい感じで」って言われて、アーティスト名でもないジャンルでもない(笑)。
それこそ、僕もその時に初めて、年齢は違うけど自分も自分なりに好きで音楽聴いてきたから、南部っぽいって言われた時に“なんとなくこうかな?”って思えたし、やれたっていうのがお2人的にも“そうそうそう”ってなってくれて。

ユーミン:嬉しいよね。

ハマ・オカモト:そういう瞬間に“音楽好きで良かった”って思いましたし。

ユーミン:いい話! グッときちゃった(笑)

ハマ・オカモト:ご一緒すると、いつもそういう経験をさせていただくので一緒にやるのが楽しいですね。


●武道館でのライブ

ユーミン:アルバム『BOY』を聴いた感じ、本当に“BOY”って気がしました。

ハマ・オカモト:嬉しいですね(笑)。

ユーミン:私の定義は、スタンド・バイ・ミー状態、それは11歳から14歳ぐらいまでの、すごい男の子のモラトリアムな時代。女にはないんだけど、何故かというと、女というものから解放されてる。

ハマ・オカモト:は〜、なるほど。

ユーミン:それまでは母親の庇護のもとにあって、それを越えると異性とかに目覚めちゃうじゃない?

ハマ・オカモト:はい。

ユーミン:男の子だけで線路伝いにどこまでも行けるような、そういう時代の香りがしました。
「君」って歌詞が出てきても、別に女の子じゃなくてもいいし、変な意味じゃなくて男の子と動物のように添い寝しててもいいし。そういう感じ。

ハマ・オカモト:きちんと持ち帰って、バンドに伝えますね。

ユーミン:現在ツアーの真っ最中ですね、武道館にかける思いは格別ですか?

ハマ・オカモト:僕らデビューが19歳で、いろんなイベントとか、いろんな縁で武道館は7回、8回ぐらい出させて頂いていて。
もちろんワンマンではないんですけど。“目指せ武道館”で10年やってきて、“ようやく立てるぜ”っていうバンドのテンションではなくて。
バンドやってて、10年もいろんな人に支えてもらっていたら、日本中、世界にもファンの方がいらっしゃる嬉しい状況ですけど。
“皆と会いたい”みたいな気持ちの方が強くて、一番大きな会場で、大勢の僕らを支えてくれた人と周年をお祝いしたいみたいな気持ちが強い武道館、っていう感じですかね。




そして、OKAMOTO'S同様、私もただいまツアー中です。
「松任谷由実 Time machine tour」は、毎回、ミラクルが起きるツアーです。
まさに、タイムマシーンに乗って心の旅へ出かけるようなツアー!

私自身、気づかされることもたくさんあります。
このあと、4月24日の幕張メッセイベントホールを終えて、元号をまたいで追加公演へ。
長野ビッグハット、そして日本武道館の千秋楽へと続きます。
残り5公演となってしまいましたが、ひとつひとつ、丁寧にお届けしていきたいと思います。

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