Yuming Chord
松任谷由実
2012.10.12.O.A
♪Onair Digest♪
やっと、秋らしいおしゃれが楽しめる季節になってきました。
今年は、エルニーニョの影響で東日本・西日本とも暖冬傾向にあるそうですね。過ごしやすい秋冬になるんでしょうか?でも、節電がすでに当たり前のこととなっている昨今、この時期は着るものであたたかく過ごす、というのが常識です!そこで、秋から冬にかけて活躍するアイテム、その中でも欠かせないもの!今日のChordは「セーター」です。


■今週のChordは “セーター”

m1 Miss Chatelaine
K.D. Lang

声が秋にはまりますね…。1992年のサウンドです。
私が今年訪れたアイルランドの西海岸近くにあるアラン諸島。そこで生まれたのが「編まれた彫刻」とも呼ばれる“アランセーター”です。これはアラン島の厳しい自然の中で生きる人々が昔から着ており、猟師が使うロープをあらわした縄網や、海や陸から生まれた富をあらわすダイヤモンド柄、トリニティーステッチという、キリスト教の三位一体柄が編みこまれます。この、アランセーターのルーツといわれるのが“ガンジーセーター”。万が一、夫や息子が漁をしていて命を落としたとき身元がわかるように、妻や母が、オリジナルの模様を編みこんだといいます。歴史あるセーターたち以外にも、名もない手編みのものも、編み手の想いがこめられています。セーターは身体だけじゃなくて、心もほっこり、暖めてくれるものなのかも知れないですね。


m2 Fake Love
Benny Sings

オランダ出身のシンガー&プロデューサー、ベニー・シングス。この人の作るあたたかいサウンドはセーターにも似合うような気がします…。初のベストアルバム「THE BEST OF BENNY SINGS」からの新曲を。
そもそも、セーターという言葉は英語の“sweat”(汗をかく)からきているそうです。1890年代にアイビーリーグのフットボール選手がトレーニングするときに、汗をかいて減量するために着ていた編み物の上着が元となって、一般化していったとか。セーターというより、スウェットの意味あいが強かったんですね。
そして現在。素材もデザインもさまざまなセーターがあります。私が好きなのは、素材だったらやっぱりカシミアかな…。デザインや色が好きで大切に着ているのはソニアリキエルのマルチカラーのボーダーニット。カーディガンも好き。炎のニットワンピースもお気に入り。でも、気軽に無印良品やユニクロへセーターを買いに出かけることも。好きな形を見つけたら、何色も大人買いできるのがうれしいですよね!


m3 りんごのにおいと風の国
松任谷 由実

今日のコード「セーター」から、私の曲をお送りしました。
色々なセーターをご紹介しましたがそれ以外にも世界にはたくさんのセーターがありますね。カナダにあるカウチン湖周辺に暮らすアメリカ・インディアンが編んだ、“カウチンセーター”。イギリス北端、シェトランド諸島のフェア島でうまれたのが“フェアアイルセーター”。どれをとっても、やっぱり、セーターは身体だけじゃなくて、心もほっこり、暖めてくれるものなのかも知れないですね。


♪ユーミンからのお知らせ♪
帝国劇場で上演中の舞台、『8月31日〜夏休み最後の日〜』
今月31日まで、4日間の休演日をのぞいて毎日、ユーミンも舞台に立っています。
追加席や当日券の情報などは、帝劇のサイトを見てみてください!

そして、ユーミンのベストアルバムが11月20日にリリースされます。
タイトルは

「日本の恋と、ユーミンと。」
3枚組、ユーミンの全45曲に加えて、プロコル・ハルムの「青い影」を収録。
これはプロコル・ハルムのメンバーと一緒にレコーディングしたもの!
さらに!
「松任谷由実&プロコル・ハルムツアー 〜Back to the Beginning〜」も決定!

詳しくはぜひ、Yumingのホームページをチェックしてみてください!

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