Yuming Chord
松任谷由実
2012.11.02.O.A
♪Onair Digest♪
無事、千秋楽を終えた、帝国劇場の舞台「8月31日〜夏休み最後の日〜」。一月の間、“座長”をつとめあげて、ユーミンもほっと一息…。
座長としての毎日は、帝劇から徒歩で帰れるホテル暮らしをしながらだったそうです。ということで先月は帝国劇場のある東京・丸の内界隈で、アーバンライフも楽しまれたんだとか。
そこで、今週のコードは「パノラマ〜TOKYO・Marunouchi〜」。


■今週のChordは “パノラマ〜TOKYO・Marunouchi〜”


m1 A Smile In A Whisper
Fairground Attraction

丸の内にエディーの声が似合う気がしますね…。アルバム『THE FIRST OF A MILLION KISSES』から。
今日は新しくなった東京駅舎が見下ろせるレストランからお送りしています!皇居と東京駅までを結ぶメインストリート、行幸通り沿いに建つ丸ビルの5階、「CITA CITA」というこのお店。タイ、ベトナム、インドネシアなどなど、各国から招かれた料理人たちが腕をふるった、本格派の味わいを楽しめるレストラン!ばっちり、東京駅側のテラス席をキープしていただきましたよ〜。
東京駅、といえばさきほども言ったとおり、2007年に復元工事がスタート。1914年(大正14年)に開業した当時の姿になって、今年10月にお目見えしました。


m2 I'm Not The Same Without You
Donald Fagen

Donald Fagenのニューアルバム『SUNKEN CONDOS 』から。
先ほどもお話ししましたが、当時、近代化の象徴として建てられた東京駅舎は、空襲の被害にあいます。焼け落ちたドームは八角屋根に、三階部分は撤去されて二階建てになりました。バブル期には、駅を解体して高層ビルにする計画が出たものの、市民運動により駅舎は保存されることになり、2003年には国の重要文化財に指定。
その後、2007年から復元工事がスタート。およそ500億円もの費用を捻出するため、JR東日本は駅舎の空中権を周囲に売ったそうです。日本の建築学の基礎を築いた辰野金吾が当時設計した、風格のある東京駅舎なんですね。
丸の内は、他にも歴史的建造物がたくさんあって、それを眺めながら歩くのも楽しみ。たとえば・・・私が舞台をやった帝国劇場は日本初の西洋式演劇劇場で、1911年に建築されました。「今日は帝劇、明日は三越」という流行語もできたほど、紳士淑女が出かける場所なんです!


m3 ランチタイムが終わるころ
松任谷 由実

今日のコードから私の曲を一曲お送りしました。帝国劇場では「8月31日〜夏休み最後の日〜」を上演してきたんですけど、休演日には、丸の内を散策したりもしました。丸の内仲通りにはハイエンドなブランドが軒を連ねていますし、歩道の幅が7メートルもあって、ベンチがあったり、花壇もあったり…。歩道が広々としていてそれだけで気持ちがいい!
そして、10月半ばからは、例年より早めに夜の丸の内がキラキラし始めました!来年2月まで、丸の内仲通り沿いの街路樹およそ230本が、“シャンパンゴールド”色(丸の内オリジナルカラー!)のLED電球に彩られています。
東京・丸の内は伝統を守りながらも、進化し続ける街なんですね。



♪ユーミンからのお知らせ♪
今年、デビュー40年を迎えるユーミンのベストアルバムが、いよいよ今月、20日にリリースされます。
タイトルは

「日本の恋と、ユーミンと。」
私の曲45曲と、プロコル・ハルムの名曲「青い影」を、
プロコル・ハルムのメンバーと共にロンドンで録音してきたスペシャルトラックを収録しました。
そして、彼らとのツアーも決定しています!11月28日・パシフィコ横浜国立大ホールを皮切りに、全7公演。

アルバム、ツアーの詳細は、ぜひ、Yumingのホームページをチェックしてみてくださいね!

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