Yuming Chord
松任谷由実
2012.11.16.O.A
♪Onair Digest♪
ついに､11月20日にﾕｰﾐﾝの40周年記念ﾍﾞｽﾄｱﾙﾊﾞﾑ､『日本の恋と､ﾕｰﾐﾝと』が発売になります!
実はﾀｲﾄﾙ､選曲含めて､今回のｱﾙﾊﾞﾑのｺﾝｾﾌﾟﾄは､｢みんなが選ぶﾍﾞｽﾄ｣｡
いい意味で､ｽﾀｯﾌのみなさんにお任せして､作っていただきました｡そこで今日のChordはｽﾞﾊﾞﾘ！｢日本の恋と､ﾗﾌﾞｿﾝｸﾞと｡｣


■今週のChordは “日本の恋と､ﾗﾌﾞｿﾝｸﾞと｡”

m1 Hello, My Friend
松任谷由実
1994年に発売したｱﾙﾊﾞﾑ｢THE DANCING SUN｣にも収録されています｡
改めて聴いてみると夏の終わりの海の匂いとか､質感が漂ってるなぁと思いました｡曲は聴いてくれるみなさんに届いた瞬間から､別の命が吹き込まれて､その人その人の思い出とともに成長していくんですよね…｡今回の私の曲､45曲はみなさんの“時間を超えた青春”があると思います｡｢私の曲の主人公はいつもあなた自身｣という私からの想いがこもっています！
ちなみに､恋愛の鉄板45曲ってなってるんですけど､私の中でﾗﾌﾞｿﾝｸﾞっていうｼﾞｬﾝﾙ分けは無いんですね｡“恋愛”は人に伝えやすいからそうなるけれど､私が表現したいのは｢心やﾓﾉが移ろっていくその刹那｣｡ｽﾄｰﾘｰや感情というより先ほども言っていた､質感なんですね｡
m2 Sweet Dreams
松任谷由実
私が一番､作詞をするときにこだわっていること｡それは…季節･時刻･天気｡そこにある映像や温度を感じてもらって､私自身もそれを感じながら書き進めていきます｡
私はかつて､“ﾗﾌﾞｿﾝｸﾞの帝王”みたいな言われ方をしたこともあって､恋多き女性だと誤解？されたこともありますけれど､体験しか書けない人はﾀﾞﾒだと思いますね｡実際のところは･･･擬似恋愛をたくさんしているかも｡
ﾗﾌﾞｿﾝｸﾞって､どんな聴き方をされているのかな､と考えてみると､やっぱり､そのとき自分がしている恋愛にｵｰﾊﾞｰﾗｯﾌﾟさせてみたり､琴線に触れるものにどっぷりひたって､泣いてすっきりするっていうことなのかな…｡これまでに､ﾌｧﾝやまわりの人から言われたﾕｰﾐﾝ｢ﾗﾌﾞｿﾝｸﾞ｣の聴かれ方っていうのはそういう感じでしたね｡
m3 翳りゆく部屋
荒井由実
今週のｺｰﾄﾞから私の曲をお送りしました｡私にとってﾗﾌﾞｿﾝｸﾞとは！？みたいなことをお話してきましたが…
恋愛は『自分を一番知る鏡』だと思うんですよ｡突き詰めて考えると､自分を知りたくて恋愛をするんじゃないかなぁ｡でも､失恋することも大事ですよ｡失恋をすると心の襞(ひだ)が増えて､人を慮れる大人な自分になっていけると思います｡そうそう､もしかすると､このｱﾙﾊﾞﾑに｢私の大好きなあの曲が入ってない！｣って､思ってくれる方がいらっしゃるかも知れません｡でもね､その気持ちこそ､私はとってもうれしい！なぜなら､この45曲が私のすべてでは無いからです｡それでもぜひ､｢日本の恋と､ﾗﾌﾞｿﾝｸﾞと｡｣､改めて聴いてみてください｡忘れていた恋の記憶がふわ〜っと､よみがえってくるかも知れませんよ｡
♪番組からのお知らせ♪
ﾍﾞｽﾄｱﾙﾊﾞﾑの発売を記念した､ｽﾍﾟｼｬﾙ企画のお知らせです！
実は､今年は､ﾕｰﾐﾝがﾗｼﾞｵﾊﾟｰｿﾅﾘﾃｨをつとめて30周年､の記念の年でもあるんですね〜｡
そこで､かつてﾕｰﾐﾝが担当していた番組｢ｻｳﾝﾄﾞ･ｱﾄﾞﾍﾞﾝﾁｬｰ｣時代に一世を風靡した､あの､なつかしの｢恋愛強化月間｣を12月に復活！
ﾘｽﾅｰからの恋愛相談ｺｰﾅｰを期間限定にて開催します｡
ほんのりさわやか系のお悩みから､どっぷり泥沼系まで､恋愛相談､よろずひきうけます！
ぜひ､番組あてにお寄せください｡｢Yuming　Chord｣番組ｻｲﾄのﾄｯﾌﾟﾍﾟｰｼﾞにあります､｢Messege to Yuming｣から､恋愛相談､そしてﾘｸｴｽﾄも添えて､お送りくださいね｡
たくさんのﾒｯｾｰｼﾞ､お待ちしています！

♪ﾕｰﾐﾝからのお知らせ♪
ﾕｰﾐﾝの想いがこめられたﾗﾌﾞｿﾝｸﾞたちを集めたﾍﾞｽﾄｱﾙﾊﾞﾑ､『日本の恋と､ﾕｰﾐﾝと｡』は､いよいよ11月20日に発売になります！
全45曲に加えて､ﾌﾟﾛｺﾙ･ﾊﾙﾑのﾒﾝﾊﾞｰと一緒にﾚｺｰﾃﾞｨﾝｸﾞした､｢青い影｣を収録しました｡
さらに！｢松任谷由実＆ﾌﾟﾛｺﾙ･ﾊﾙﾑﾂｱｰ　〜Back　to　the　Beginning〜｣も決定しています！
ﾂｱｰのくわしい日程やﾁｹｯﾄ発売に関する情報は､私のｵﾌｨｼｬﾙﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞをﾁｪｯｸしてみてください
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