Yuming Chord
松任谷由実
2013.05.31.O.A
♪Onair Digest♪
梅雨に入りそうな、そろそろそんな、微妙な時期ですが、運良く晴れていれば、気持ちのいい陽気です。
見晴らしのいい風景、あなたの身近にもありませんか?ということで今日のChordは「坂道」です。


■今週のChordは “坂道”

m1 Fool On The Hill
Sergio Mendes & Brasil '66

実はここ、東京は本当に坂が多い都市。地方から出てきた人は、その坂の多さに驚くそうです。
「日本坂道学会」っていう謎の学会をご存知ですか?会長は編集者で坂道研究家を名乗る山野勝さん。そして副会長をあのタモリさんがつとめている、たった二人だけの学会なんです。学会によれば、山の手と下町の間にはおよそ20メートルもの高低差があるそうです。めまぐるしく変わっていく都市・東京の中でも、坂だけは江戸時代のままの名前や景観が残っていて、魅力にあふれているそうです。
都内に限らず、坂道が多いイメージのあるのが、港町。横浜、神戸、長崎は坂が多いですよね。


m2 Up From The Skies
Rickie Lee Jones

JIMI HENDRIXのカバーです。今日のコードからの選曲。
印象的な坂道の風景は、海外にもたくさんあります。まず思い出すのは、サンフランシスコ。坂をのぼって丘へ出てながめる風景といえば、ロサンゼルスのグリフィス天文台。スペイン・バルセロナも市街地が周辺の丘に広がっているので坂が多いです。そういえば、急な坂を「男坂」、ゆるい坂を「女坂」と呼びますよね。 登山道とか、高いところにある神社への参道なんかでよく見かけます。
近道だけど崖のぼりみたいな「男坂」と、迂回路のようにゆるゆるのぼる「女坂」。どちらを行くかで、その人の性格というか、人生観がかいまみえそうですね。


m3 ひこうき雲
松任谷 由実

今日のコードから私の曲を。
シンプルだけど、きっと、誰にでも思い出の坂道の風景があるのでは!?ということで、そんなコードを選んでみました。
「日本坂道学会」の副会長のタモリさんは、「坂道の多い山の手の1、2本裏どおりに入ってみると、うっそうとした木立、吹き抜ける風、たたずむ地蔵、昔の江戸の雰囲気が残っていて、タイムスリップしたような気分になれます」と、東京坂道探索をおすすめしています。雨の季節になると、よりいっそう、風情が増しそうですね。私も、まずは自転車で行ける範囲のあたりにある名もない坂道、のぼったりおりたりして、景色を楽しんでみようと思います!


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