Yuming Chord
松任谷由実
2013.08.02.O.A
♪Onair Digest♪
今月は、「サウンドトラック・コレクション」ということで、様々なジャンルの映画音楽を特集しています。
二回目を迎えるは今日は、夏真っ盛り!まさに今、聴きたい、そしてもう一度観たい映画音楽をあなたにお届けしましょう。
ということで今週のChordは「Cool Summer melody」です。 


■今週のChordは “サウンドトラック コレクション〜「Cool Summer melody」”

m1 Everybody's Talkin'
Nilsson

ビヨンセ、ジェニファー・ハドソン、アニカ・ノニ・ローズが歌ってます。映画『ドリームガールズ』から。
聴くと、涼しげな気分になる曲ってありますよね。映画の内容そのものがひと夏の物語だったりすると、一見華やかなんだけれど、いつかこの季節も終わってゆくんだな・・と、せつなくもの悲しい気持ちになったりもします。そして、サントラもまた、なんともいえない味わいがあるものです。


m2 夏の日の恋
パーシー・フェイス・オーケストラ

1959年のアメリカ映画『避暑地の出来事』から。
かつて恋愛関係だった二人が、その後それぞれ家庭をもって再会。焼けぼっくいに火がつく男女たち、そしてその子どもたちまでもが恋に落ち、周囲から反対されて・・・というお話でした。
この映画のサントラを担当したのが、「映画音楽の父」と呼ばれた、マックス・タイナーです。ただのアクセントとしてしか使われていなかった映画音楽に、内容そのものを語らせる、という考えのもと、ハリウッドでの仕事をスタート。“ハリウッド古典音楽”の手法の基本形を完成させた人です。
パーシー・フェイスが演奏したバージョンは1960年に9週連続全米チャート1位を記録。1961年のグラミー賞も獲得し、初の映画音楽・インストゥルメンタルのグラミー受賞となりました。この演奏が、とにかく涼しげ!


m3 太陽がいっぱい
Nino Rota

アラン・ドロンの出世作、『太陽がいっぱい』から。
1960年、フランス・イタリア合作の映画で、友人の財産と恋人を、犯罪に手をそめて自分のものにしてしまう、という影のある役を、アラン・ドロンが演じています。 そして、この映画のサウンドトラックを手がけたのがイタリアの作曲家、ニーノ・ロータです。
クラシック界での活躍は幼少期からスタートし、「20世紀のモーツァルト現る」と大評判だった彼は、オペラやバレエ・室内音楽などを経て、本格的な映画音楽デビューは30歳を過ぎてからのこと。
“音楽とは、聴き、歌う人々の心の奥底にある大切な思いとが結び合って始めて形づくられる”と語っていたとか。


m4 The Big Blue Overture
Eric Serra

涼しげなサントラ・・・と聴いてきっと誰もが思い出す作品が、フランスの映画『グラン・ブルー』(1988)。
海に潜るのが大好きな少年ジャックと彼をライバル視するエンゾ。大人になって再会した二人はフリーダイビングの腕をきそいあい、友情を深めてゆく、そして、そんな海に生きる男を愛してしまったジョアンナが選んだ道とは・・・?
実在の天才ダイバー、ジャック・マイヨールの協力を得て作った作品で、公開後、フランスでは大ヒットを記録。パリでは187週連続上映というロングランヒットで、この映画に夢中になった若者たちを「Grand Bleu Generation(グラン・ブルー・ジェネラシオン)」と呼んだとか。
そして、この映画のサントラを手がけたのが、パリ出身の作曲家エリック・セラです。


m5 ひこうき雲
松任谷 由実

今日のコード「Cool Summer melody」から私の曲を。
夏をイメージする曲って、やっぱりなんだか、胸がしめつけられます。この輝きは永遠じゃない、季節も人の心も移ろうもの・・・、そういう刷り込みがあるからかな?と、思いますね。


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