Yuming Chord
松任谷由実
2014.06.20.O.A
♪Onair Digest♪
水煙があがった巨大な滝に、大きな虹が弧を描く。見知らぬ人と思わずハイタッチ。隣に座った老人が、そっと差し出すカイピリーニャ。言葉の意味もわからぬままに、ボサノバが涙腺を刺激する。
波打ち際の少年たちが、サッカーに興じるコパカバーナビーチ。飛んできたボールを蹴り返したら、拍手喝采!この国を旅する私は、いつもと違う。楽園は人を鮮やかに変えてゆく。


■今週のChordは“Eu Te amo,Brazil!”

m1 Travessia
Milton Nascimento

先週から引き続きお送りするコード「Eu Te amo,Brazil!(愛してる!ブラジル!)」という意味なのですが、まさに一度行ったら思わずハマる魅力たっぷりの国・・・、私もかつて訪れたことがあります。
アマゾン川クルーズは印象深い体験ですね。世界最大、地球上のおよそ半分を占めるという熱帯雨林!流域面積世界一、長さは世界第二位!調査不能といわれる多彩な生物、神秘に包まれたアマゾン川。
イグアスの滝にも行きましたね、滝の数は大小あわせて275個ほど、ほとんどはアルゼンチンサイドにあるんですが、私はブラジルサイドから見学しました。イグアス川にかかった桟橋の先端から絶壁をのぞけるようになっています。落差82mの滝が渓谷に流れ込む圧倒的な水量と轟音!“悪魔の喉笛"と呼ばれてるのも納得の音と風景でした・・・。
自然だけでなく、人が暮らしている街もまた、独特の風情があるブラジル。中でも、リオ・デ・ジャネイロの街を見下ろせるコルコバードの丘は、行っておきたい場所ですね。海抜710メートルの丘に建つキリスト像、有名ですよね。そしてなんといってもビーチ!街の人々の暮らしに溶けこんだ憩いの場所ですね。


m2 Aquarela Do Brasil
João Gilberto






m3 Cucurrucucu Paloma
Caetano Veloso

サント・アマーロ・ダ・プリフィカサォン出身の作曲家&シンガー。スタートはボサノバでしたが、様々な実験的アプローチで独自の音楽性で天才とも呼ばれています。
ブラジルの音楽のルーツは多彩です。先住民の音楽がまず始めにあり、植民地時代にはヨーロッパのクラシックや宗教音楽が、さらに、アフリカから連れてこられた黒人たちの音楽、アメリカのジャズにイタリアのオペラなど、融合したり枝分かれしたりしながら出来上がったもの。
そして、音楽だけじゃなくて、食べ物もフュージョン!色々なジャンルの料理が楽しめます。ブラジル料理の代表といえば、「フェイジョアーダ」(豚、牛、黒インゲン豆などを煮込んだものをご飯にかける)「シュハスコ」(肉の炭火焼き。串焼きになっていて、欲しい分だけ切り分ける)魚 介類やパッションフルーツも豊富です。
音楽も料理も、国境や民族を軽々と越えてコラボしてゆくもの。だから常に新鮮。でも、どこか懐かしさを感じたりもするんですね。


m4 Discothèque
松任谷 由実

鮮明に残っている旅の思い出、それは、その国の人たちとのふれあいだったりもします。
ちなみに、ブラジルの人たちがよく言うフレーズといえば「Jeitinho(ジェイチーニョ)」。「なんとかなるさ!」って意味なんだそうです。でも、あの国、あの街で暮らしていたらそうなるのも納得です!
サッカーの祭典に続いて、2016年にはリオ・オリンピックもあります。まだまだ、ブラジルから目が離せませんね!




過去のO.Aはコチラ!
♪menu♪
番組TOPページ
番組へお便りはコチラ!
Message to Yuming
Yumin最新情報!
Information
TOKYOFM TOPページ

▲ページ上部へ
(c) TOKYO FM