Yuming Chord
松任谷由実
2014.08.01.O.A
♪Onair Digest♪
繊細な模様の貝殻を、小さな箱に並べてゆく。潮の香りが、私を海辺へ連れ戻す。ベガ、デネブ、アルタイル。明るい星をたくさんつなげて作る自分だけの物語。
不思議なことに出会ったら、図書館へ行って本のページをめくり続ける。
時を忘れて夢中になった、贅沢なあの日。あれほどの真剣さで、私は今を、生きているだろうか。 


■今週のChordは“自由研究”

m1 Washing Dishes
Jack Johnson

今日から8月に入って、子どもたちや学生のみなさんは夏休み満喫中!という感じでしょうか。プールに部活、サークルにキャンプ・・・そしてときどき、お勉強。学生の本分を忘れずに!とばかり、先生はどっさり、宿題を出してくれますよね・・・。今日のコードは「自由研究」です。
「自由研究」それは誰もが経験のある、夏休みの宿題の定番ですよね。「自由」なんだからなんでもいいでしょ?とばかりに適当に済ます人もいれば、「自由」だからこそ、日ごろ気になっていたことを極めてみよう!と、力を入れる人もいます。私の場合は、もちろん、そつなく、しっかりこなすタイプでしたよ〜!
たしか低学年の時に選んだテーマが「絹織物ができるまで」。呉服店の娘らしいテーマでしょ?(笑)。小学校5年生の時の自由研究は「歌舞伎の歴史」。我ながら渋いです。
楽しみながらやったのは手芸系ですよね。手芸系は実用品を作れば達成感があります!リリアン編みでバスマット作り、かなりの大作です!アンダリアという素材で麦わら帽子作り、光沢と張りのあるレーヨン100%のビニール紐のような素材の糸で、これを鈎針で編んでゆきます。夏の手芸糸としてはひそかな人気で、涼しげな帽子やバッグ作りにハマる大人が今もいるらしいです。


m2 Summer
CALVIN HARRIS

自由研究のジャンルはおもに観察系、実験系、調査・研究系、工作系....などなど、ですよね。学研教育出版のサイト「夏休み自由研究プロジェクト2013」で紹介していた500以上のテーマ。そこへのアクセスランキングを発表していたので見てみました。
人気ランキングトップ3はコチラ!

1位 ぷよぷよキャンドル、食用油と廃油処理剤を混ぜてクレヨンで色づけしたキャンドル。
2位 ガリレオ温度計、ガラス玉、ガラスビーズなどを使って温度の変化を観察する実験。
3位 夏の思い出スノードーム、液体のりを薄めて素材を浮かばせて作るスノードーム。

そして、実際にやってみたいランキングには、新たに「バナナを日光にあてて皮の色の変化から紫外線の効果を確かめる」「10円玉をキレイにする実験」といったものがランクインしていたそうです。
身近なものをテーマにしたもの、「キャンドル」「スノードーム」「入浴剤」など、おしゃれな感覚を取り入れたものが人気、と分析されています。
その他にも、色々リサーチをすると...
廃材を使って工作する「エコ」なもの、「カブトエビの生態観察」などのキットを使った観察、身近な食材を使ったもの、例えば、ちりめんじゃこの中に混ざった小さなカニやタコを探す「ちりめんモンスター」も、ここ数年人気ですね。
そして、こんな本も見つけました。デイリーポータル編集部というところがサイトで連載しているものをまとめた本、その名も『おとなの自由研究』なかなかそそられるタイトルですよね。
"自由をはき違えた大人たちの自由研究。大人の本気があらぬ方向へと行くとどうなるかがよくわかります"・・・とあります(笑)。
この中で気になるのは、「"凍ったバナナで釘が打てるか!?"を冬の北海道で実験」「ロング糸電話で多摩川対岸をはさんで市外通話に挑戦」「バーで自分のイメージのカクテルを作って飲み歩く」などなど...。
考えてみたら大人の毎日って、それこそ自由研究みたいなものじゃないですか?仕事も家事も子育ても、あれこれ頭を使って、色々ためしたり観察したり、それを楽しめるか、面倒だと思うかは、自分次第かもしれないですね!


m3 忘れられぬミュージック
ゆず / ももいろクローバーZ / back number / 大原櫻子 & 松任谷由実

自由研究の話をしていて思い出したのが「紅茶キノコ」。これこそまさに、おとなの自由研究!ご存知の方もいらっしゃるでしょうか?
1970年代の半ばに大流行した「紅茶キノコ」。『紅茶キノコ健康法』という本が火付け役になって当時大流行したんですけど、実はこれが松任谷家の暖炉の上にあったんです!
砂糖を入れた紅茶に特殊な微生物、いわゆる「菌」を入れてフタをして作るもので、発酵させてその培養液を飲むらしいんですけど、ビンの中にぷよぷよしたゲル状の白い塊が出来るんですよね。それがキノコのように見えるから「紅茶キノコ」と呼ばれたらしいです。もともとシベリアの農村地帯で伝統的に飲まれていたもので、身体にすごくいいらしい!ということでみんなが飲んでいたわけですが...その後、雑菌が繁殖するとか、効能があやしいという噂も聞こえてきてブームは去ったんですが、実は!この紅茶キノコ、アメリカでダイエットやデトックスドリンクとしてブームになっているんですって。
ちなみにアメリカではなぜか「Kombucha(コンブチャ)」と呼ばれていて、セレブがこぞって飲んでいるそうです。さすがに自宅で作っている人はいないようですが、味つけをして(マンゴー味、ジンジャー味など)売っているようです。「紅茶キノコ」がこんなことになっているとは思いませんでした!びっくりですね(笑)。
70年代、日本の家庭にあったあの「紅茶キノコ」は、やっぱりおとなの自由研究!あなどれませんね。




過去のO.Aはコチラ!
♪menu♪
番組TOPページ
番組へお便りはコチラ!
Message to Yuming
Yumin最新情報!
Information
TOKYOFM TOPページ

▲ページ上部へ
(c) TOKYO FM