Yuming Chord
松任谷由実
2014.08.08.O.A
♪Onair Digest♪
今を生きる人類が、進化した存在だとは限らない。緻密な計算の上になりたつ遺跡、失われた高度な文明、そして、距離を越えた地域どうしの不思議な共通点。その謎を前にすると、謙虚な気持ちになる。
私たちは多分、何もわかっていないのだ。古代に生きた人々の叡智を感じてみよう。コード化されたメッセージを読み解こう。きっと、私たちが今、何をするべきかを教えてくれるから。 


■今週のChordは“古代ロマン”

m1 Return To Ennocence
Enigma

8月も1週間が過ぎて、来週はいよいよお盆ウィーク。会社勤めの方にとっては、まとまった休暇がとれる時期ですよね。旅行の計画を立てている方もいらっしゃると思いますが、ちょっとレアな場所へ出かけてみるのも、夏休みならではのお楽しみ。そこで、今日のコードは「古代ロマン」です。
旅に出かけるときに、私の場合はリゾート地でのんびりというよりは、刺激的な場所、好奇心をそそる場所を選ぶタイプ。仕事も含めて、古代ロマンを感じる旅にはこれまでいろいろと出かけてきました。
この巨大な建造物を、古代の人はどうやって建てたんだろう・・・。なんとなく共通するもの、似た風景があったり、不思議に思うことがたくさんあります。
もともと、古代ロマンに思いをはせるのが好きなんですよね。ちょっと古いですけど、世界的大ベストセラーになった「神々の指紋」も読んだし、「ヒストリーチャンネル」のような、歴史系の番組もよく観ます。
「神々の指紋」は日本では1996年に発売された上下巻の本で、グラハム・ハンコックという、イギリス出身のジャーナリストが書いたもの。世界各地にある古代遺跡の謎を追ったノンフィクションの本です。その中でも印象に残っているのが、遠く離れた場所にある遺跡や文化が驚くほど似ている、という指摘の数々。これは世界各地に文明を与えた第三者、「古代の教師」が存在した、という彼の推測につながるんですね。 
世界各地にあるピラミッド、蛇のシンボルマーク、そっくりな顔の石像、古代ナイルでファラオたちが乗った船と、ペルーとボリビアにまたがるチチカカ湖に浮かぶ船がまったく同じ作り、などなど...その「古代の教師」から様々なことを教わったのがシャーマンのような人たち。現実世界と並行した異次元の世界に入って知的な存在に遭遇していた、ハンコックはそんなことも語っています。また古代ロマン関係の本、読んでみたくなってきました。時空を超えた旅気分が味わえそうですよね。


m2 Who Rings the Bell
Eno・Hyde

日本こそ、古代ロマンの宝庫。 私、遺跡を見るのもすごく好きです。海外の国とのびっくりするような交流の伝説があったりもしますよね。
例えば、「失われたアーク」が日本の徳島にある説!これ、以前「ヒストリーチャンネル」で観た話なんですけど、古代イスラエルの聖なる箱「アーク」が、実は日本の徳島の山、剣山に運ばれていた!?というんです。
旧約聖書に出てくる契約の箱、というものなんですけど、「ハイテク兵器」説もあるらしいです...。
しかも色々調べてみると出てくる、エピソード。例えばその箱を守るため、空海が四国に八十八箇所の結界をはったらしいです。さらに、レプリカとして「お神輿」を作って、本物を隠蔽したという話まであります。
この四国の剣山に、ソロモン王家の一族がやってきて住んでいたという説も。剣山の近くの村には、“栗、枝、渡る”と書いて、栗枝渡(くりしど)神社という神社があるんだとか!
日本にはキリストのお墓もあるんですよね。青森県の戸来村、今は隣の野沢村の一部と合併して新郷村という名前になっていますが、ここに「キリストの墓」があります。
実は、磔にされて死んだのは弟のイスキリで、イエス・キリストは日本へ逃げてきた、という伝説があります。2人のお墓がある、ということで毎年6月には「キリスト祭」が行われているそうです。かつては、私たちの予想をはるかに超えた異国との交流があったということなんですね。興味は尽きません!


m3 不思議な体験
松任谷 由実

そして、お知らせです!こちらもまた、時空を超えた世界を体感できる舞台じゃないでしょうか。「Yuming sings...『あなたがいたから私がいた』」10月8日から31日まで、帝国劇場での上演が決定しています。チケットはすでに一般販売中です。
公演スケジュールやチケットの購入方法など、くわしくは帝国劇場のホームページ、または私のオフィシャルホームページをごらんください。みなさんにお会いできるのを、楽しみにしています!




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